本日(9/7)発売のsaita10月号で、子宮頸ガンの特集が組まれています。

HPVについての詳しい解説もあり。


HPVウイルスとは子宮頸ガンの原因になるウイルスで、性交渉で感染します。


でもウイルス自体は非常にありふれたもので、セックスの経験がある女性のうち、半分以上の方が感染していると言われてます。


通常、人は自分の持つ免疫力でウイルスを排除するのですが、何らかの理由で排除が出来ない場合、そしてそれがハイリスク型のウイルスだった場合、そのうちごくごく少数がガン細胞へと変わっていくそうです。


だから、感染したからといって100%発ガン、というわけではもちろんないし、感染自体もよくある話です。


だけど、ネットなんかで見ていると、間違った情報を信じこんで、


「HPVに感染した、もうだめだ」

「あの男にHPVをうつされた、ムカツク」


とか、悪いほうへ誤解してる方をよく見かけるんですよね。。。

HIVじゃ、ないんですからね・・・。

(HIVだって、今じゃ必ずしも死、という病気ではないけど)


私は最初の病院でウイルス検査をして、HPV18型に感染してるって事がわかりました。

でも、その後通院した2つの大きな病院では、


「HPVに感染しているかしていないかなんて、あんまり関係ない」


みたいなスタンスでしたね。


ガンの原因は確かにウイルスだけど、まだワクチンも認可されていない今、感染を調べる意味はあんまりない。

感染していてもガンにならない人の方が多いんだし、ガンになる人はそもそも感染しているんだから、という感じの事を言われました。


むしろ、「自分はハイリスク型に感染している」という事で、不必要な恐怖とパニックに陥ってしまうほうが問題だとおっしゃっていました。

先生の言う通り!だと思います。


気にしてもしょうがない事を、ウジウジ気にして落ち込んでたら、余計に悪くなっちゃいますよねぇ。



だけどとても残念なことに、雑誌やテレビなどのメディアで、そういう誤解してしまうような情報がわざわざ流されたりもしています。


特に今年の5月、子宮頸ガンを患っていたZARDの坂井さんが亡くなられたときに、ワイドショーではこぞって子宮頸ガンの特集を組んでたわけだけれど・・・


どうして、わざわざ誤解させるような、わざわざ不安に陥れるような情報に「作り変えて」流すんだろう。


視聴率をあげるため?主婦の関心を引くため?


「若い頃からたくさんの男性とセックスをしている遊び人がなる病気」って・・・、大げさに、より刺激的に、衝撃的に?

そんなのいらないでしょ!


私は当時、子宮の摘出手術を終えたばかりで、まだ入院してました。

病院のテレビで見てたんだけど、この病気はこういう偏見を持たれる病気なんだってわかって、ほんと泣けてきた。

ものすごくショックでした。


今回のsaitaの特集、ちょっと不安だったけど、そういった偏見についてもきちんと解説がしてありました。


ちなみに私、この記事が作成されるにあたってアンケートを提出したんですけど、「体験者の声」でいくつか私の回答を取り上げていただいてました。

どうもどうもです(≡^∇^≡)


セックスしたことがある女性!

そこのアナタもですよ!


子宮頸ガンは早期発見で完治できます。

1年に1回、必ず検診をうけてくださいねー!

ガンになって泣く女性が、一人でも減りますように・・・。


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