術後4日目、個室から大部屋へ移動になった。

ああ~~~一人で快適だったのに。

しょうがないか、保険おりないしさ。ちくしょう!


でも、これをキッカケに、歩く範囲がぐ~~んと広がった。

洗面所いったりトイレいったり、何かと歩く。

まだスタスタ歩くのはちょっと無理で、ついついオナカを押さえながら歩いちゃうんだけどね。


起き上がったり体を動かしたりするときに、腸がドロンって動く感じも大分なくなってきた。

腸が場所をしっかり覚えてきたのかな?


その妙な感覚がなくなったおかげで、動くのもかなりスムーズ。

普通に座ってると、私って本当に手術したんだっけ?みたいな気分になってくる。

ほんと、痛くも痒くもなんともないんだもん。

あ、嘘だった。

痒い。

傷跡にはまだテープがバッチリ上から下まで貼ってあるんだけど、そのテープの下がとにかく痒い。

無意識のうちにバリバリ掻いちゃうけど、肝心な部分が掻けなくてイライラする。

か、か、痒いよぉ~~!

お風呂入りたい。。。


午後には看護師さんが洗髪をしてくれた。

手術から4日、かーーなーーーり気持ちよかったあ♪

頭だけでもすっごくスッキリ。

体も念入りにゴッシゴシこすって着替えて、サッパリ!気持ちいい!


まだ病棟内のみってことだったんだけど、別にどうってことないぐらい元気だったので、こっそり売店まで散歩してみた。

うむ、まったく問題なし。全然普通にいける。

ただ、ちょうど売店が混んでいて、レジに並んでいたらクラクラしてきたので、おとなしく病棟に戻った。

売店でジュースを買って、お外まで散歩に行ってみようと思ってたんだけど。

それはまだちょっと無謀みたい。


それにしても、ものすごい回復力だ。

昨日できなかったことが、今日はできる。

日に日に回復していくのが目に見えてわかる。

これってすごく貴重な体験だと思う。


ちょっと前までオナカがバンバンで動けなくて苦しかったのに、たった4日で本当に手術したのかと思うぐらい、元気いっぱい。

こんなに元気でいいのかな・・・・

女の子的には、もうちょっとひ弱な感じのほうがかわいいような・・・。

頑丈すぎてちょっと恥ずかしいとかおもっちゃったりして。

良いことなんだけどさ。


5日目から、とうとうシャワーが解禁になった♪

食事と同じぐらいの硬さのものは食べてもいいよって許可もでた。

今日はまだ5分粥。プリンとかヨーグルトはOKってことらしい。


というわけで、早速シャワーを浴びたあと、お見舞いに来てくれたダンナと売店でプリンを買って、昨日いけなかったお外まで散歩に出てみた。


空は快晴!

ツツジが満開で、お外に出れた!っていう達成感もあり、ベンチに座っているだけで超気持ち良い。

でも実は、オナカの中を便が動く痛みがキツイ。


まだお粥ばっかり食べてるから便はやわらくて、出すのは全然問題ないんだけど、その前の、腸の中を便が動いていくのがかなり痛い。

時間的にはたった5秒ぐらいだと思うんだけど、声もでないし、息が止まるぐらい痛い。

下痢のひどいときの痛みみたいな感じ?

キュ~~~ルキュルキュルキュル・・・

ってするんだよう。

その痛みがきたら、その後少しして便が出るな~って感じなの。


さんざん腸閉塞について脅かされたので、「便が出る」というのが嬉しくてたまらない私は、その痛みもちょっとうれしい。

でも痛いは痛い。


せっかく気持ちよかったんだけど、仕方がない。一旦病院内へ戻った。


その後、せっかくなので最上階のラウンジまで行ってみた。

さすが最上階、すごい見晴らし!

良い景色ーー!

遠くのビル群も見える。

公園のお花畑も見える。

キレーイ(*´∀`*)

これからヒマな時は、ここで過ごそっと♪


しかしそんなステキなラウンジで、またまたDSでテトリス対戦にはまる私とダンナ。

うちですっごいブームだったのよ。テトリスが。

看護師さんたちの間で「テトリス夫妻」とかアダナつけられてなければいいけど(-公- ;)



私はこんな感じで、メキメキ元気になるし痛みも全くないし、毎日快適に過ごしていたわけだけど、他の患者さんはそうではない。

同室になったのはおばあさん2人で、どうやら肺ガンの方と胃ガンの方らしかった。


肺ガンのおばあさんは、肺をカットする手術をうけたようで、昼夜問わずとにかく苦しそうでいたたまれない。

声もほとんど出せないし、ゼイゼイと息をして、辛そうで見ていられなかった。

胃ガンのおばあさんは、何も食べられず水も飲めず、先生によく「とにかく水、それからジュースぐらいは飲めるようにしていかなきゃ、抗がん剤が打てないよ・・・」と言われていた。

何を言われても、「とにかく痛い・・・」しか言わないおばあさん。

聞いてるこっちも辛すぎる・・・。


そんな中、毎朝N先生が私の所にやってきて、「体調どうですか?痛くない?」って聞いてくれる。

本当は全く痛くないし、体調も万全で元気マンマンなわけだけれど、2人のおばあさんの事を思うと、とても

「痛くないし、快調です!」

なんていえない。

「んーと、ちょっと、痛いような・・?しんどいような・・・?」

なんて、気を使ってみたりして。


そして6日目、とうとう退院OKかも宣言がでた。


「明日の朝、傷をチェックしてみて、OKならそのまま退院でいいですよ!」


やったぁ!

てか早い!


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