2月の組織診からずっとこの病気の事で頭がいっぱいで、夜も満足に眠れない状態が続いている。
もう、いい加減スッキリしたい。
私は、今後の予定、摘出した場合としない場合のメリット・デメリットを紙に箇条書きにして、ダンナに渡した。
「もう、私だけでは決められない。あなたが、どっちにするか決めてほしい。
私は子供がそんなに好きじゃないって昔から言ってきたけど、もしもあなたが絶対欲しいというなら、もちろん頑張って産むよ。
そのメリットとデメリットを天秤にかけて、あなたの考えを、まず教えてほしい。」
私はずるい。
子宮を残した場合のデメリットを見た時点で、絶対にダンナには「産もう」なんて言えないってわかってて、紙を渡した。
そして最終選択を任せた。
でも、ちょっとだけ、もしも「じゃあ産もう!」って言われたらどうしようかと、ヒヤヒヤ・・・。
ダンナは絶句。
「こんなの、本当に子宮は残せるの?・・・」
「どうする?」
「・・・決められない・・・」
そのまま、ダンナは黙り込んでしまった。
そしてダンナは先延ばし作戦に出た。
「どうしたらいいかわからない・・・」
「また今度考えよう・・・」
「もうちょっと待って・・・」
最終的に、「もう一回、別の病院で聞いてみよう。」
ダンナが望んでいる事、医師から聞きたい言葉は、聞かなくてもわかる。
「もうこれで完治ですよ、これ以上何もしなくてもいいですよ、問題なく子供も産めますよ。」
そう言ってもらいたいのだ。
でも私がガンになったこと、それはもう動かせない事実。
どれだけ他の病院へいったって、「ガンじゃなかったですよ」なんて言ってもらえるわけはない。
ダンナだってわかってるはずなのに。
「そろそろ、現実をみてよ。
私は、ガンになったの。
あなたには申し訳ないけど、この事実はもうどうしようもないの。変えられないの。
子宮を残すなら残す、取るなら取るで、これからやらなければならないことが変わってくるの。
いつまでも先延ばしにできないの。
だから、この先2人でどう生きていくか、ちゃんと話し合おうよ。」
んー。これって、本当は、ガン患者である私が言ってもらうべき言葉なんじゃなかろうか。
と思いつつ、力説。
ダンナが泣いているので、私も泣けてきた。
この人、本当に子供が欲しいんだ。
でも、とてもじゃないけど欲しいなんていえないんだ。。。
産もうか。
その言葉がノドまで出たところで、ダンナが言った。
「子供、すごく欲しかったけど、それで君が元気じゃなくなるかもしれないなら、もう欲しくない。
きもちは、正直言うと49対51ぐらいだけど、でもやっぱり、君が元気で生きてくれているほうがいい・・・」
よく言った!
49対51ってのがちょっと微妙だけど・・・。
(ちなみに私は、「産む5 対 産まない95」 ぐらいだった)
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