これはある友人のお話なのですが
ある日、電車の中での出来事でした。
友人は50才半ば。貧血気味で長時間立っているのがつらいこともあり、優先席が空いていたので座ってうつらうつらしていたそうです。
すると、しばらくして頭上からこんな声が…
「優先席なのに、みんなタヌキ寝入りしてねぇ」
声の感じから、だいぶご高齢のご婦人がたのようでした。
「そうねぇ、でもさぁ、こういう人達って寝てても自分が下りる駅ではちゃんと降りるのよねぇ。だから眠ってないのよ。」
「そうそう、そうよねえ。でも、だいたい男の子のほうが何も言わなくてもスッと立ってね、譲ってくれることが多いの。女のほうが図々しいわね。」
「そうねぇ、男の子のほうがかわいいわよね」とかなんとか
ちなみに、その時は三人席に彼女を挟んで両隣は男性だったそうですが、かわいい男性も譲る気配はなく
彼女は、ここで立ち上がって譲ったらタヌキ寝入りしてたと思われるし、譲ろうにも非常に譲りがたい状況になり
そのうちに話の内容に腹がたってきて、「どうせ、私は図々しい女ですから!」と、もう意地でも譲ってやるもんか!と思ってそのまま寝てたら、その方たちのほうが先に降りて行かれたそうな。。
彼女は憤慨しながらも、笑い話のように話しておりましたが、このおばあさま達、本当に損ですよね。
これでは相手が意地になるのも理解できます(笑)
もし、これが
「あら、残念だけどいっぱいだわねぇ・・・あなた足大丈夫?」とか
「ちょっと時間あるけど、立ってられる?大丈夫?」とか
そんなふうに言っていたら、「自分もしんどいけど、かわってあげよう」と席を立つ人がいたかもしれません。
でも、最初から自分たちより若いもんが優先席に座るなんてけしからん!というような勢いでイヤミから入ってしまったばっかりに相手の心を閉ざしてしまったのだと思うのです。
優先席問題
これはすごーく難しい問題だと思います。
若い者が座るのはけしからんと思っているご高齢の方より、具合の悪い若者がいることも事実
怪我のように目に見える病気はわかりやすいですが、心臓が弱い、貧血、妊娠、体調不良などはなかなかわかりません。
元気そうな若者でも、もしかしたら徹夜で仕事をして疲れ切っているのかもしれません。
そんな若者と、これから遊びに行く元気なご高齢者とどちらが優先なのでしょうか…
難しい問題です。
以前、テーマパーク帰りの親子づれが、やはり優先席に座っていた若い男性に、子供なんでかわってくれてもいいのにみたいなことを言ったら、その若者が、「俺は一日中働いてクタクタなんだ。あんたたちは遊んで来たんだろう?」と一喝されたというお話を聞いたこともあります。
うーん、むずかしい・・・
ただ、どちらの件も根っこは同じかなぁと思うのですが、かわってもらうのが当然という気持ちや態度が問題なのかなぁと思います。
それぞれみんな事情があるかもしれないという想像力を働かせて、かわってもらえたらありがたいんですけどと、した手に出てお願いすれば、そういうことにはならないんじゃないかなぁと思います。
イヤミを言って相手に気づいてもらいたい
これ、普段の私たちもやりがちですね。
でも、その作戦はほとんどの場合不成功に終わります。
もし成功しても、相手は気持ちよく前向きな気持ちになれませんから、マイナスの感情が残ります。
イヤミは相手の心を閉じさせるし、思いやりの心もなくさせてしまう
やはり素直が一番なのではないでしょうか^^
ある日、電車の中での出来事でした。
友人は50才半ば。貧血気味で長時間立っているのがつらいこともあり、優先席が空いていたので座ってうつらうつらしていたそうです。
すると、しばらくして頭上からこんな声が…
「優先席なのに、みんなタヌキ寝入りしてねぇ」
声の感じから、だいぶご高齢のご婦人がたのようでした。
「そうねぇ、でもさぁ、こういう人達って寝てても自分が下りる駅ではちゃんと降りるのよねぇ。だから眠ってないのよ。」
「そうそう、そうよねえ。でも、だいたい男の子のほうが何も言わなくてもスッと立ってね、譲ってくれることが多いの。女のほうが図々しいわね。」
「そうねぇ、男の子のほうがかわいいわよね」とかなんとか
ちなみに、その時は三人席に彼女を挟んで両隣は男性だったそうですが、かわいい男性も譲る気配はなく
彼女は、ここで立ち上がって譲ったらタヌキ寝入りしてたと思われるし、譲ろうにも非常に譲りがたい状況になり
そのうちに話の内容に腹がたってきて、「どうせ、私は図々しい女ですから!」と、もう意地でも譲ってやるもんか!と思ってそのまま寝てたら、その方たちのほうが先に降りて行かれたそうな。。
彼女は憤慨しながらも、笑い話のように話しておりましたが、このおばあさま達、本当に損ですよね。
これでは相手が意地になるのも理解できます(笑)
もし、これが
「あら、残念だけどいっぱいだわねぇ・・・あなた足大丈夫?」とか
「ちょっと時間あるけど、立ってられる?大丈夫?」とか
そんなふうに言っていたら、「自分もしんどいけど、かわってあげよう」と席を立つ人がいたかもしれません。
でも、最初から自分たちより若いもんが優先席に座るなんてけしからん!というような勢いでイヤミから入ってしまったばっかりに相手の心を閉ざしてしまったのだと思うのです。
優先席問題
これはすごーく難しい問題だと思います。
若い者が座るのはけしからんと思っているご高齢の方より、具合の悪い若者がいることも事実
怪我のように目に見える病気はわかりやすいですが、心臓が弱い、貧血、妊娠、体調不良などはなかなかわかりません。
元気そうな若者でも、もしかしたら徹夜で仕事をして疲れ切っているのかもしれません。
そんな若者と、これから遊びに行く元気なご高齢者とどちらが優先なのでしょうか…
難しい問題です。
以前、テーマパーク帰りの親子づれが、やはり優先席に座っていた若い男性に、子供なんでかわってくれてもいいのにみたいなことを言ったら、その若者が、「俺は一日中働いてクタクタなんだ。あんたたちは遊んで来たんだろう?」と一喝されたというお話を聞いたこともあります。
うーん、むずかしい・・・
ただ、どちらの件も根っこは同じかなぁと思うのですが、かわってもらうのが当然という気持ちや態度が問題なのかなぁと思います。
それぞれみんな事情があるかもしれないという想像力を働かせて、かわってもらえたらありがたいんですけどと、した手に出てお願いすれば、そういうことにはならないんじゃないかなぁと思います。
イヤミを言って相手に気づいてもらいたい
これ、普段の私たちもやりがちですね。
でも、その作戦はほとんどの場合不成功に終わります。
もし成功しても、相手は気持ちよく前向きな気持ちになれませんから、マイナスの感情が残ります。
イヤミは相手の心を閉じさせるし、思いやりの心もなくさせてしまう
やはり素直が一番なのではないでしょうか^^