先週 13人の刺客を ひとりで 初日に一回目の上映に 観に行った。 

同じ値段を出すなら 一番早い映画で観たいから ww ヾ(@°▽°@)ノ

さてさて 映画の内容は 娯楽時代劇のシナリオそのもので  3歳の頃から時代劇を観て育った私には 

懐かしい脚本でありましたので あとで HPを観て リメイクものだと わかって 大いに納得したのです。

さて 内容は 最近の時代劇もの 山田洋二監督の三部作 藤沢周平ものの ような 人情と時代を背景にした

時代劇映画とは まったく 違う 70歳 80歳の おじいちゃん おばあちゃんが 観れば 血肉湧き踊り 

半世紀ほど 若返ってしまうのではないかと 思えるほど 楽しい映画であった

なぜ 70歳 80歳が 若返ってしまうのかと 言うと 

単純に 悪人と善人の戦いで 重きは 殺陣にあるからだ 

最近の時代劇 NHKの大河ドラマにしても 殺陣に 重きを 置いた作品は 少ない

なぜならば 殺陣を 演じることが できる 役者が いなくなってきたからだ

前述の 山田洋二監督 三部作 最後の 武士の一分では 最後のシーンで木村拓也が 若いなりにも 

殺陣を 歌舞伎の坂東三津五郎 相手に 圧巻を 演じているのも 彼が 剣道の達人(?実際見たことない)

と 言われているからだろう 

居合いが 出来るからだ。

居合い 間合い 剣を抜きあったとき 尋常ならざる 緊迫感を 演じることが 当たり前だった40年前は

映画全盛時代で 毎週のように 新しい時代劇が 製作されて 行列ができるほど にぎわったそうだ

東映 大映 東宝 それぞれ 看板役者を 歌舞伎から スカウトし 

器量よし 殺陣よし 演技よし で 人情あり 正義と義理と 人の心に 響き渡る 仁を語る映画が多かった

ところが 最近の 映画は 時代劇を 作れば 殺陣が できない 

日本人なのに 殺陣のできない役者が多い 

北野武が 座頭市を 演じたけど 殺陣が できないから 踊ってごまかした

続く SMAP 慎吾ちゃん。。。 慎吾ちゃんも 殺陣やれば いい役者になれるのに。。。

NHKに いたっては 時代劇なのに 大河ドラマ視聴率を 稼ぐために 殺陣なんて そっちのけ 人気役者

が そろえば なんとかなると 思っている 

大河ドラマ以外の 時代劇は あんなに 秀逸なのに。。。。

さてと 話を 戻すけど 今回 13人の刺客では 大変 壮絶な殺陣が たっぷり 一時間近く続く 

その中で 一番 殺陣を見て 凄いと 思ったのは 松方弘樹だ。。。。 

殺陣だけならば 役所広司 に 一票 そのほかの若手に 一票だけど 

松方の殺陣は 体の位置が 決まっているのだ

体の位置を 正確に決める 殺陣は 映画の四角い枠に 安定感を もたらす。 

そこまで 計算して 殺陣を演じることが できるのは もう 彼か松本幸四郎か 平幹治朗 だけだろう

ほかの 二人が 今回 殺陣を 組むところが なかったのが 残念だ。

後進の指導にも 力を いれて いただければ。。 日本の映画界も安泰なのだが。。。

ジャッキーチェンが 自身の HPで こう 語っていた(英語で)

 「香港には カンフーができる役者はごまんといるが 演技ができない。 

  ハリウッドには 演技ができるが カンフーができない役者が五万といる 」

 韓国が韓流を 日本に旋風で巻き起こしたように 日本にも 日本だけの 殺陣の演技を沢山取り入れた

 映画の製作に 力を いれるべきだと 思う