野うさぎのフルー

リダ・フォシェ 文

フェードル・ロジャンコフスキー 絵

いしいももこ 訳編

童話館出版

 

 

野うさぎのフルー 

 ⭐️思い合う気持ち

 

⭐️野うさぎのブルーは1人で生きていかなくてはいけません(うさぎとはそういうモノ)。

一人で頑張って生きていましたが、

キャプシーヌというメスのうさぎに出会い、

とても楽しくくらします。

しかしある時、大きな猟犬が追いかけてきました。

二人は別々の方向に逃げ、会えなくなってしまします。

お互いに、お互いをなくしたと失意のそこにいましたが、

季節が移り変わり、春になったころ、

そよ風が、キャプシーヌの匂いを運んできました。

・・・・・・

そして、二人は・・・・・

 

⭐️なくしたと失意の底にあった後に、

春とともに、二人は再会し、、、

お互いの大切さを再確認します。

二人は幸せになります。

 

二人の楽しい暮らしと、失意、そして再会の喜び、

そして、幸せになる様子が美しい絵と文章で綴られています。

まるで、美しい恋愛小説のようです。

 

思春期に差しかかる高学年の子どもたちの心に、

こんな美しい恋愛小説の栄養を注いであげることができたら素敵だなと思います。

たっぷり時間のあるお話し会であれば、読んであげるのもGOOD。

子どもに読んであげるのも素敵。

自分で読んでもいいと思います。

 

 

 

小学校高学年くらいから
約20分
お話し会にもgoodラブ