子どもたちの遺言
谷川俊太郎・詩
田淵章三・写真
佼成出版
生きること。成長を感じる。
「生まれたよ ぼく」から、「走る」「もどかしい自分」「ありがとう」
赤ちゃんが生まれた瞬間から、成人までの子どもたちの写真とともに、
綴られる詩。
生まれた時の詩に、「遺言」が綴られている。
生まれたばかりの赤ちゃんと、「遺言」という言葉は最もかけ離れています。
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山はいつまでも高くそびえていてほしい
海はいつまでも深くたたえていてほしい
空はいつまでも青く澄んでいてほしい
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生まれたばかりの赤ちゃんだからこそ、
これから生きる100年後まで、そして、その次の世代まで、
この世界の平和と穏やかさが続いてほしいという願いは切実だなーと思いました。
そして、
そのことは、子どもたちにも最も伝えていきたい思いです。
全部でなくとも、一編でもいいので、読み聞かせの時に紹介するのは
とてもおすすめです。