おとなしいめんどり
作 ポール・ガルドン
訳 谷川俊太郎
童話館出版
みんなで力を合わせよう
勤労感謝![]()
犬と猫とネズミとめんどりが一緒に住んでいましたが、
うちの中の仕事をするのは、おとなしいあかいめんどり。
犬も猫もネズミも「いやだね」と言って手伝いません。
ある時、めんどりが、小麦の種を見つけて畑に蒔きます。
種を蒔くときも、水やりも、草抜きも、そして刈り取る時も、粉を引く時も、
「いやだね」と、犬も猫もネズミも手伝わなかった。
おとなしいめんどりが焼いたお菓子を食べるときだけ、
「たべる!」と言ったが、、、、
「わたしは ひとりで こむぎをうえて ていれして、、、
、、、、、、、、だから わたしは ひとりで おかしを たべます!」と言い放っためんどり。
子どもたちに、
「お母さんが 一人で食べます!」と言いたい衝動に駆られました![]()
食べるものは自動的に出てくるわけではありません。
就職したばかりの若い頃、
モンテのトレーニングに行っていた時に、
あなたたち、この教室を当たり前のように使っていますが、
誰が鍵を開け、誰が窓を開けて空気の入れ替えをしているか?
誰が暖房をつけて温めてくれているか、、、そんなことに思いを馳せたことがありますか?と問われて、
はっとしたことを覚えています。
私たちが快適に過ごしている理由は、
そんな、ちょっとしたことではあるけれど、
誰かがやってくださっていることで快適に、生活ができるということもあるのです。
誰か、への感謝を忘れずに、
そして、自分自身も、できることは手伝いをしながら、
快適に、仲良く暮らしていくことが大切なんだなと思います。
子どもたちも、何かを感じてくれたらいいですね。
2歳くらいから
約3分30秒
お話し会にもGOOD![]()
約3分30秒
