字のないはがき

向田邦子=原作

角田光代=文

西加奈子=絵

小学館

 

 

字のないはがき 

星平和への祈り

 

星お父さん、お母さん、私、弟、大きい妹、小さい妹の6人家族でしたが、

戦争が激しくなって、

大きい妹が疎開していますが、

小さい妹は、まだ小さいからと残っていましたが、

小さい妹も疎開することになりました。

お母さんは、たくさんの肌着を縫って、

一枚一枚に名札を縫い付けます。

お父さんは、自分の宛名を書いたハガキをたくさん持たせます。

毎日、元気な時は⭕️と書いて、ポストに入れなさいと。

最初は、赤鉛筆で大きな⭕️の書いたハガキが送ってきましたが、

その後、だんだん小さい丸になり、

とうとう❌の書いたハガキが届きます。

そこで、、、

 

星戦争中、子どもを守るために、

子どもを田舎へ疎開させるということが行われてきましたが、

子どもにとっても、親にとっても、

離れ離れになるということは辛く、悲しいことです。

子どもを案じる気持ち、

親から離れて暮らす幼い子の心の傷は、想像に難くありません。

 

そんな想いを、私たちも、子どもたちも味わわずに、

幸せに暮らせますように・・・・

平和への祈りを伝えていけたらと思います。

 

 

小学生くらいから

約3分

お話し会にもGOODおねがい