トンちゃんってそういうネコ
さくMAYA MAX
汐文社
あることやできることを喜び生きていく![]()
トンちゃんは、とても元気なネコです。
あれもできる、これもできる。
だけど、足が一つありません![]()
だから、ケンカしたり、ネズミを捕まえたりすることはできなかったりします。
・・・・・それでも・・・
トンちゃんは・・・・
足がなくてもトンちゃんはトンちゃんらしく
いきいきと元気に生きていることをたいせつに思っているという
作者のMAYA MAXさんの言葉が、巻末に掲載されているように、
私もよく言うのですが。
人間は、与えられた環境の中で、精一杯生きていくしかないんだと。
自分の体も与えられたものです。大きい人も小さい人も、美しい人も醜い人も、頭がいい人も悪い人もいます。
そして身を置かれた環境もあります。お金持ちの家に生まれた人、貧しい家に生まれた人。
素晴らしい親を持った人、虐待をするような親を持った人。
兄弟がいる人、いない人・・・・
自分の環境は、さまざまで、一つ一つ挙げきれないほどです。
でも、それを悔やんで、
あーもう少し綺麗な顔に生まれたかった、
あー親に恵まれなかった・・・と嘆いていても始まらないのです。
この、醜い顔でもできることはたくさんあります。
親がいなくても一人で生きていくことはできるのです。
そんなことを、考えさせられる絵本です。
小学生くらいから
約2分20秒
お話し会にもGOOD![]()