THE DAM ーこの美しいすべてのものたちへー
デイヴィッド・アーモンド文
レーヴィ・ピンフォールド絵
久山太市訳
評論社
イギリスの本当にあったお話。
ダムができる直前に、キャサリンとお父さんは、
これから水の底に沈んでしまう、
美しい自然の中を歩き、
今まで住んでいた家々に入り、音楽を演奏し、
故郷を音楽でいっぱいに満たしていく。
ダムができた後も音楽は消えず、
新しい美しい風景とともに人々が生き続けている。
絵も美しいけれど、
文章も詩を読んでいるような美しさがあり、
悲しいような響きもありながら、
美しいものへの畏敬の念が呼び覚まされるような絵本です。
小学3年生くらいから
約4分半
お話会にもgood