先日、3ヵ月毎のタモをもらいに病院へ行ってきました。
最近は毎度毎度エコーをするので、もう別にしなくていいのにな~、なんて考える今日この頃。
エコーするまでは平気なのに、ジェルを塗られた瞬間に極度の緊張に陥ってしまって…。
まだ乳がんの恐怖から抜け切れていないんだと思い知らされてしまう。
もちろん、終わった瞬間、ほらね、もう再発も転移もない!と自信満々になるんだけれど。
そんな中、クリニックでの待ち時間中、1組のカップルが無言で座っていた。
乳腺外科のクリニックでカップル…嫌な予感しか感じられなくて…。
カップルは呼ばれて、ある程度の時間が経ってから診察室から出てきた。
思っていた通り、女性は泣いていた。
男性も何か話かけているが、ショックを受けている顔つきをしていた。
診察室で何が離されたかは想像がつく。
何か私に出来ることないかな、少しでも彼女の心が軽くなる言葉があればいいのに、って本当に思う。
でも、ないのもわかっている。
今の彼女に何を言っても心に届かないのがわかる。
自分がそうだったから。
せっかく先に罹患したのに役に立てなくてごめんなさい、と思うしかできなかった。
後日、友達にそのことを話して、『もし、あの時見知らぬ女の人から、大丈夫よ!私だってそうだけど、今こうやって生きてるよ!、と言ったら慰めになるかな』なんて話したら、『絶対にやめてあげて』と当たり前の返事をもらいました。
うん。私の考えは間違ってなかった。何もしなくて良かった。
あの彼女が少しでも、生きることに対して前向きになって頑張ってもらえるといいな。