



カステラの「松翁軒」の袋があり、思わず、そこに書かれた絵に見入ってしまいました。
何処の国の誰がいつごろ描いたのかもわかりませんが、その誇張されたポ-ジングが躍動感あふれ、魅力的です。
いまや「ク-ルジャパン」と呼ばれ、漫画もアニメも世界隋一とも言える日本ですが、デジタル化、ハイテク化が進み、よりリアルを目指し、CGやモ-ションピクチャ-技術を駆使した作品も多く見られるようになりました。
しかしその中でも、ヨ-ロッパの古典絵画の影響を受けたという「ジョジョの奇妙な冒険」など独自なディフォルメを打ち出したものもまだまだ見られます。
「よりリアルな」と「現実にはありえないような」という
対極とも言える「表現」、、映画などは前者をめざし、
能や日本舞踊などの古典芸能から、ファッションショ-や、
あらゆるダンスの振付などは、後者に重きを置くのでしょうか、そして殆どはそこに「美」をもとめ、
人の感性に訴えることに帰結する事から「ア-ト」と呼ばれるのでしょう。
かつて「ブル-ス・リ-」はそのアクション、立ち居振る舞いを「自己表現」と言い、人々を魅了したのは言うまでもなく、
やがてそれは「マ-シャルア-ツ」と呼ばれました。
話が大分逸れてしまいましたが、僕はこの「松翁軒」の袋絵に、かつての「田河水泡」や初期の「手塚治虫」そしてあの
「水木しげる」はては、江戸時代の「鳥獣戯画」まで、
思い起こされ、僕にはそういう才能は微塵もないだけに。
「人」の表現力>「ア-ト」と言うものは素晴らしいものだと感銘を受けてしまいました。
PS、今日の僕はいったいどうしたんでしょうね{笑}
朝からこんな事ばかり考えてました。