









今日、仕事が一段落した時に、ふ、と稲佐山に行って見ようと思いました。
平日の昼下がり、今は日差しもやさしく、かすかにせみの声は聞こえるものの、
さわやかに吹きすさぶ風の音には、秋の気配が感じられ、心なしか高くなった青空が、
稲佐山公園で、余暇を楽しむ、初老の夫婦、お母さんと子供たち、ほほえましいカップルなどを、
見おろしています。
稲佐山野外音楽堂へむかうと、今は静かなこの場所に、あの日の歓声が、笑顔が、福山さんの歌声が
よみがえります。
大好きな、「18」を口ずさみながら、福山さんの立っていたステージにあがり、観客席をふりかえると
あ! と息を呑むような感動が、、、ここで、長崎で、この稲佐山で、思いっきり歌い上げた福山さん
は、きっと、、、すごく嬉しかっただろうな。
なんだか、その喜びを共有できたような気が しました。
福山さんは長崎にまたひとつ生きた伝説をつくり、それはきっと彼にとっては通過点で、
これからも、多くの人々に、たくさんの夢と優しさを与え続けていってくれるでしょう。 三代目