今宵の一枚は、
『夢のあとに/白鳥~癒しのチェロ・アンサンブル~』
【曲目】1.ヘンデル:パッサカリア
2.バッハ:バストラール
3.イベール:白い小さなロバ
4.ラヴェル:なき王女のためのパヴァーヌ
5.フォーレ:夢のあとに
6.プロコフィエフ:行進曲 作品65
7.ソコロフ:エクスプロンプト
8.バッハ/グノー:アヴェ・マリア
9.カザルス:鳥の歌
10.チャイコフスキー:ユーモレスク
11.サン=サーンス:白鳥
12.シュワルツ:エレジー
13.コミタス:小さな雷鳥
14.アザラシヴィリ:無言歌
15.オリバー:ドクター・ジャズ
16.ジョプリン:ラグタイム
【演奏】
サンクト・ペテルブルグ・チェロ・アンサンブル
アナトーリ・ニキティン(指揮、チェロ)
【録音】
1993年1月7-10日
サンクト・ペテルブルグ
以前購入したアルバムだったけど、失業を機にCDは、全て処分(買取してもらった)したので、買い直した一枚

久しぶりに聴きたくなり、AppleMusicで聴けるかなぁと思って検索したけど、見つからず結局また買う羽目に

聴きたかったのは、アザラシヴィリの無言歌。
以前あるラジオ番組に指揮者の山田和樹さんがゲストに招かれた時にこの曲をリクエストして聴いたのが初めて。
しみじみと深い響きと儚いメロディに思わずジーンとした曲

その時ラジオ番組のパーソナリティの遠藤真理さんもかなり感動したらしく、その後、彼女自身もアンコール曲として暫し演奏したりもしてます(小林研一郎指揮読響と組んだドヴォルザークのチェロ協奏曲のライブ録音のアルバムのアンコール曲として入っています)。
余談ですが、アザラシヴィリなんてマニアックな作曲家の作品を選ぶところが山田和樹さんのある意味クラオタ感を垣間見た気がします(笑)
アザラシヴィリ以外の曲もロシアン・チェロの深い響のアンサンブルが心に染みる癒しのアルバムです。
チェロ・アンサンブルと言えばベルリン・フィルハーモニーの12人のチェロ・アンサンブルが有名ですが、こちらは如何にもロシアの響きって感じが魅力。
癒されたい夜には最高のアルバムです。