クラシックと云う勿れ6 | 音楽って素敵 ₍₍¶(ू⁄›˅̮‹ू∖)⁋₎₎ ♪♬

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クラシック音楽のコンサートなどなど拙い文章ですが、気侭に綴っています♪

今宵の1枚は、こちら




アルベルト・ギノバルト:

ピアノ協奏曲第1番「海と空」
ピアノ協奏曲第2番「痕跡」
詩的なワルツ

【演奏】
アルベルト・ギノバルト(P)
ヴァシリー・ペトレンコ(指揮) サンクト・ペテルブルク国立アカデミー交響楽団

【録音】
2013年11月

スペインの作曲家兼ピアニストのアルベルト・ギノバルトの自作自演によるピアノ協奏曲とピアノの小品。
ギノバルトの経歴は、1962年バルセロナ生まれ、バルセロナ市立音楽院やロンドンでピアノと作曲を学び、ピアニストとしてはロマン派やトゥリーナ、グラナドス、アルベニスなどのスペイン音楽に定評があり、またマリア・バーヨやフローレスらの伴奏なども務めています。作曲者としてはクラシック作品から映画音楽やミュージカルの音楽を数多く作曲しているそうです。
このアルバムに収めらてる協奏曲は、純クラシック作品と言うより、映画音楽に近いクロスオーバー的な曲調で聴きやすいです。
ピアノ協奏曲第1番の方は自作のミュージカル『海と空』と関連性ある作品です。

因みにタワレコスタッフによるレヴューは

初めて聴いた時のドキドキ感…あまりにもキラキラと輝く美メロの連続にびっくりしてしまいました!ぜひ聴いていただきたい!スペインの作曲家アルベルト・ギノバルト。ピアノ協奏曲第1番「空と海」はラフマニノフのような雰囲気をさらにゴージャスにした感じ。この作品は、彼の代表作であるミュージカル『空と海』をモチーフに作曲されたピアノ協奏曲なのだそう。なので、コロコロと表情が変化し、まるでストーリーがあるかのようなドラマティックさです。カップリングのソロ・ピアノ曲「詩的なワルツ」も優しく美しい。 
intoxicate (C)上村友美絵

タワーレコード (vol.109(2014年4月20日発行号)掲載)


木さんの感想は、

ラフマニノフ調と言うよりは、第1番の方は色々なメロディが矢継ぎ早に出て来るポプリ調で、ラフマニノフより今風の映画音楽って感じ。

ミュージカル『海と空』がどんな作品か気になります。

第2番の『傷跡』の方は、少し渋め。

聴きやすさでは第1番、聴き込むと第2番方が作品的には優れてるように思えました。

『私的なワルツ』は、ピアノソロによる小品集。

タイトルはラヴェルぽいけど、聴いた感じはひと昔流行ったアンドレ・ギャニオンみたいな印象。

さて、面白いのはここで指揮をしているのは、ヴァシリー・ペトレンコ(ベルリン・フィルのキリルさんではありません)。

こんなクロスオーバー的な企画アルバムにヴァシリー・ペトレンコを起用するとはちょっと驚き(普通無名の指揮者が起用されたりするので)。

オーケストラは、サンクト・ペテルブルク国立アカデミー交響楽団…サンクトペテルブルク・フィルとは別団体だし、正直知らないオケ…国立とあるから常設??…アカデミーとあるから学生や音楽院の先生方によるオケ??…少なくとも録音の為に寄せ集めオケではなさそう。

曲が曲だけにオケからはロシア的に響きなし。

オケ名知らなければ、ロンドンのスタジオ・オーケストラと思うかも。


BGM的に軽く流して聴ける作品ですので、興味ある方は是非聴いて見てください音譜