NHK交響楽団 演奏会 東京芸術劇場 | 音楽って素敵 ₍₍¶(ू⁄›˅̮‹ू∖)⁋₎₎ ♪♬

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クラシック音楽のコンサートなどなど拙い文章ですが、気侭に綴っています♪

リムスキー・コルサコフ
スペイン奇想曲op.34
リスト
ピアノ協奏曲第1番変ホ長調*
チャイコフスキー
交響曲第1番ト短調op.13「冬の日の幻想」

指揮:パブロ・エラス・カサド
ピアノ:ダニエル・ハリトーノフ*
コンサートマスター:伊藤亮太郎


【感想】
カサド指揮N響、芸劇でのプログラムは、12月のサントリー定期(第1929回定期演奏会)と同一。
そんな訳で事前にNHKFMで聴いてからの生演奏🎵
FMで解説を担当した作曲家の西村朗さんが言っていたようにチャイコフスキーは「土臭さを感じさせない」その一言に尽きるかな(笑)
凛としたキビキビとした演奏🎵
ズンドコ田舎くさいフィナーレもスタイリッシュ🎵
ロシア風な演奏を期待すると肩透かしを喰うけど、若きチャイコフスキーの音楽と考えるとこのスタイルもありだと思う。
カサドさんはこの曲はお気に入りらしく、録音もあり(セントルークス管弦楽団を指揮したもの。Harmonia Mundiよりリリース済)、今回のコンサートでも暗譜で指揮🎵
アグレッシブな指揮姿はなかなかカッコいい!!
1曲目のスペイン奇想曲も同じスタイル🎵
アグレッシブな指揮姿どおり演奏もアグレッシブ🎵
フィナーレの勢いの良さは痛快!!
リストでソロを担当したハリトーノフさんは、めちゃくちゃ長身!!
デカいだけあって指も相当長いとは思うけど、リストの難曲をサラサラと演奏🎵
余裕綽々って感じ!!
ここでもカサドさんの指揮は、躍動感と勢いを感じる熱演🎵
木さん的には、リストの協奏曲に精神的な深みなんて求めていないから、超絶技巧のテクニックでサラッと聴かせたハリトーノフさん大喝采(*´꒳`ノノ゙パチパチ
アンコールのショパンのエチュードもサラッと弾き粉してました🎵
…この曲聴くとやっぱりのダメちゃんよね(笑)…


カサドさんと言えばCDなどで聴くフライブルク・バロック管との演奏から古楽的なアプローチかなと想像していたけど、モダンオケのN響では特に古楽的アプローチは感じず、モダンオケの特性を活かし鳴らした演奏…強いて言えば濁りを感じない音色が古楽の影響かしら…だった🎵
最近の若手の指揮者は、たまたま指揮するオケが古楽だったり、モダンだったりと、そこに境界を引かず、そのオケの特性に合わせた演奏をするのかも。
さて、N響の演奏は上手かった!!
でもお仕事してますって雰囲気を感じさせるのは、ある意味N響らしい(笑)
お客さんの入りも定期とプログラムが被ったのと土曜日のマチネ…都響のマーラーなど…も重なり、N響にしては今いち汗かなり空席目立ってました!!

本日のN響
16-14-12-10-8(リムスキー・コルサコフ、チャイコフスキー)
14-12-10-8-6(リスト)
オーボエの首席に居た女性は誰だろう??
ゲスト奏者かな。
チャイコフスキーでなかなか良い音色だった🎵

【DATA】
2019.12.14(SAT)
14:00
東京芸術劇場コンサートホール