~東京バレエ団創立55周年記念シリーズ~東京バレエ団初演 プティパ生誕200年記念 『海賊』 | 音楽って素敵 ₍₍¶(ू⁄›˅̮‹ू∖)⁋₎₎ ♪♬

音楽って素敵 ₍₍¶(ू⁄›˅̮‹ू∖)⁋₎₎ ♪♬

クラシック音楽のコンサートなどなど拙い文章ですが、気侭に綴っています♪

「海賊」プロローグ付全3幕

 

復元振付:アンナ=マリー・ホームズ(マリウス・プティバ、コンスタンチン・セルゲイエフに基づく)

音楽:アドルフ・アダン、チェーザレ・プーニ、レオ・ドリーブ、リッカルド・ドリゴ、ペーター・フォン・オルデンブルク

編曲:ケヴィン・ガリエ

装置・衣装:ルイザ・スピナテッリ

装置・衣装協力:ミラノ,スカラ座

管弦楽:東京ニューシティ管弦楽団

指揮:ケン・シェ

協力:東京バレエ学校

 

【キャスト】

メドーラ:上村水香

ゴンラッド:柄本 弾

ギュルナーラ:川島麻美子

アリ:宮川新太

ランケデム:樋口祐樹

ビルバント:鳥海 創

アメイ(ビルバントの恋人):奈良春夏

バシャ:木村和夫

バシャの従者:ブラウリオ・アルバレス

オダリスク ヴァリエーション1:中沢恵理子

オダリスク ヴァリエーション2:政本絵美

オダリスク ヴァリエーション3:伝田陽美


第1幕 賑やかな市場

海賊たち:岡崎隼也、森川茉央、永田雄大、井福俊太郎、宮崎大樹、海田一成、岡﨑 司、後藤健太朗
海賊の女性たち:金子仁美、加藤くるみ、秋山 瑛、上田実歩、安西くるみ、榊優美枝、最上奈々、鈴木理央

第2幕 海賊が潜む洞窟

海賊たち、海賊の女性たち:森川茉央 - 榊優美枝、 中嶋智哉 -菊池彩美、岡﨑 司-加藤くるみ、 オスカー・ラーニャ -岸本夏未

第3幕 パシャの宮殿

薔薇:岸本夏未、三雲友里加、金子仁美、加藤くるみ、涌田美紀、安西くるみ

花のソリスト:二瓶加奈子、政本絵美、上田実歩、髙浦由美子、榊優美枝、菊池彩美

東京バレエ団



東京バレエ団HPより

~クラシック・バレエの父、マリウス・プティパ生誕200年の締めくくりとして、東京バレエ団はプティパの壮大なグランド・バレエ「海賊」をバレエ団初演します。

19世紀の詩人バイロンの物語詩に想を得て創作された本作は、オスマン帝国が支配する地中海世界を舞台に、海賊たちの愛と冒険を華やかに躍動的に描きます。地中海の輝く陽射しと紺碧の海原。多様な文化が混ざり合うバザール(市場)。コンラッドの根城である海賊島。これらで繰り広げられる海賊と美女たちのアクションとパワフルで技巧的なダンス、ハーレムでパーシャ(太守)が見る花園の幻想シーンの、ゴージャスな女性たちの群舞、味わい深いキャラクターダンスの数々…。「海賊」にはプティパのグランド・バレエの醍醐味がいくつも詰まっています。

東京バレエ団が取り上げるアンナ=マリー・ホームズ版は、本作が初演されたロシア、マリインスキー・バレエのセルゲイエフ版をもとに、ホームズが明快なストーリー性をもってリメイクした演出版で、アメリカン・バレエ・シアター、ミラノ・スカラ座バレエ、イングリッシュ・ナショナル・バレエなど著名バレエ団で採用されています。

“プティパ・イヤー”にじっくりとプティパ作品を踊りこんできた東京バレエ団のダンサーたちが、その総仕上げとしてお見せする、グランド・バレエ「海賊」の決定版にどうぞご期待ください!~

 


【感想】

「海賊」と言えば、「ワンピース」か「Pirates of the Caribbean」くらいしか思い浮かばない木さんですが、上記HPやチラシから東京バレエ団による「海賊」は「わぁ面白そう」って感じがして、チケット購入時から期待値は高かったけど、実際観ても面白かった!!

しかし、感動したかと言えば…そこは微妙…(´・ᵕ・`)

まぁそもそも内容的に感動する作品ではなかったので、こんなものなのかなぁ…

結果、楽しめたからOKってことで(笑)


第一幕、第二幕は躍動感ある舞台だからなのか、コンラッド役の柄本弾さんをはじめ東京バレエ団の男性ダンサーたちは、スピード感もありとてもよかった!!

特にアリを踊った宮川新太さんは、最高!!

エネルギッシュって感じ!!

女性ダンサーは、ギュルナーラの川島麻実子さんとアメイの奈良春夏さんに華があった。

メドーラの上野水香さんは、第二幕のターンなど技巧的には目を見張るものがあったけど、色香的なものが感じられず。

彼女の他の公演を観たことがないので、また別の役柄なら違った印象かも…(彼女の印象はそんな訳で保留)

男性ダンサーの躍動感やスピード感は、観ていて爽快感はあったけど、女性ダンサーが活躍する第三幕の薔薇の踊りは、些か雑然…もう少し華やさや優雅さがあると良かったかも。

新国立劇場バレエ団ならもっと整然としたはず。

この辺りは、新国立劇場バレエ団のクオリティの高さを改めて認識。

ただ全体的には十分楽しめたし、新国立劇場バレエ団とはまた違った勢いみたいなものが感じられました(╹◡╹)


装置・衣装協力はスカラ座とのことだけど、期待したほどゴージャス感はなかったような…


音楽は、アダンのオリジナルに色んな作曲家が加筆した版♬︎

指揮は秋山和慶先生のお弟子さんであるカナダ生まれのケン・シェさん、オケは東京ニューシティ(因みに初聴き!!)

正直オケは、(;´・ω・)ウーン・・・って感じ。

ニューシティの実力ってこんなものかしら。

エキストラが多かったとか??

序盤からホルンはヘナヘナ。

弦も薄い…ほぼブラバン状態。

薔薇の踊りのヴァイオリンソロも線が細く今ひとつ冴えず。

ただ耳が慣れたのか尻上がりに良くなったような気がする。

シェさんはバレエなのでソツない指揮に徹していたと思います♬︎

オケの配置は、弦を中央に、木管は下手側、金管・打楽器は上手側。



新国立劇場のピットに東フィルや東響が入るのは、改めて贅沢なことだと実感。

新国立劇場バレエ団以外のバレエ団では、生オケが伴奏するだけでも良い方なのかも。

ただバレエと共に音楽を楽しみたい木さんには、ニューシティの音色だとちょっと不満。


カーテンコールは千秋楽にしてはあっさり。

(新国立劇場バレエ団だと千秋楽でなくてもそこそこカーテンコールは盛り上がるのに対して、東京バレエ団もなかなか良かった分ちょっと拍子抜け)


【DATE】

2019.3.17(SUN)

14:00

東京文化会館大ホール


因みにこの日は、木さんの〇〇回目の誕生日!!

誕生日にコンサート(バレエも含め)ははじめてかも。

なかなか贅沢な誕生日でした(╹◡╹)

(誕生日にバレエなんて王侯貴族になった気分w)





帰りの夕飯はラ・メゾンでプチ贅沢(╹◡╹)