歌劇『コジ・ファン・トゥッテ』K.588 序曲
ショパン
ショパン
ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 op.21*
チャイコフスキー
チャイコフスキー
交響曲第1番 ト短調 op.13 「冬の日の幻想」
指揮:ヤン・パスカル・トルトゥリエ
ピアノ:クシシュトフ・ヤブウォンスキ*
指揮:ヤン・パスカル・トルトゥリエ
ピアノ:クシシュトフ・ヤブウォンスキ*
コンサートマスター:西江辰郎
今夜のコンサートをひと言で表すなら『至福の時間』♪
トルトゥリエがこんな素晴らしい指揮者とは思わなかった!!
彼の指揮は、エレガント♪
それは指揮姿とかではなく、彼がオケから引き出す音色が正にエレガント♪
美しいことこの上ない!!
なお、彼は指揮棒を使わず、両手を巧みに操りオケに指示を出し、柔らかな音色を引き出してました♫
一曲目のモーツァルトの序曲からオケの音色に香り立つ♪
プログラム後半のチャイコフスキーの「冬の日の幻想」。
実はこの曲が聴きたくて、普段なら滅多に行かないソワレに。
実演で聴くのは二度目。
前回は、ミヒャエル・ザンデルリンクと都響。
スマートなキビキビとした運びでフレッシュな「冬の日の幻想」→その時の感想です♬︎♡
あれからもう3年以上も過ぎ、久しぶりに実演で聴きたくなり、新日本フィルのコンサートへ(やはりこの季節に聴きたいし)♪
そして来た甲斐ありました!!
トルトゥリエが指揮する「冬の日の幻想」が素晴らしかった!!
元々大好きな曲なので、誰の指揮やどのオケでもそれなりの感動するんだろうけど、トルトゥリエが指揮する「冬の日の幻想」は絶品♬︎♡
テンポは遅め、しかし重くも遅滞することなく、トルトゥリエは、細部に徹底的に拘り緊張感のある演奏♪
また彼のエレガントな音の出し方が一層曲を引き立て、めちゃくちゃ感銘度の高い「冬の日の幻想」に♪
いつもなら若干退屈しちゃう第二楽章もトルトゥリエの指揮だとじっくり聴き込めちゃいました♪
まさに「ファンダジー」!!
名演でした♪
トルトゥリエは、暗譜で指揮をしていたので、この曲に対する想い入れもかなりあるのかしら。
(指揮姿も跳ねたりとかなり熱量高し!!)
トルトゥリエ恐るべし!!
71歳とのこと…円熟の極みを感じました♪
ショパンの協奏曲の方は、
オケ的にはそんな面白くはなく、ピアノが主役。
お初で聴いたヤブウォンスキは、スターピアニストではないけと、確かなテクニックと暖かみのある音色に魅了されました♪
正直、売れてるスターピアニストよりヤブウォンスキの方がずっと良いと思う。
ヤブウォンスキのピアノを聴いて「無印良品」って言葉が頭に浮かぶ。
ヤブウォンスキには失礼かもだけど、高名なブランドでなくても良いものは良い!!
ヤブウォンスキのピアノは、そんな感じ。
こちらも素敵なコンチェルトでした♪
(因みにショパンのピアノ協奏曲第2番を実演で聴くのははじめて)
アンコールは、「革命」
サラッと弾いてるようで技巧は正確!!
素晴らしかった!!
アンコールの際、「もう一曲弾こうか??」ってジェスチャーがお茶目。
人柄も素敵な方なんだろうな(╹◡╹)
今宵のコンサートは、本当至福の時間でした•*¨*•.¸¸♬︎
大満足(╹◡╹)
新日本フィルは、弦も木管(オーボエの金子さんは特に良かった。客演の生方さんのクラリネットも Good !!)もトルトゥリエ効果かいつもより響きが芳醇…美しい音色でした♪
残念だったのは、ホルン。
全曲通して安定せず。
ホルンが出る度ハラハラΣ(゚д゚lll)
ショパンの協奏曲でのフィナーレのファンファーレ、チャイコフスキーの決め所など、尽くハズしていたのは、残念(次回ブルックナーは、ホルンが要なので不安だなぁ)
もう一つ残念なのは、集客力の悪さ。
木さんの周りは、本当ガラガラ(お陰で快適ってのはあったけど…)
素晴らしいコンサートだけに、残念。
新日本フィルは、大好きなオーケストラだけに、応援して行かないと…せっかく素晴らしいコンサートでもお客さん少ないと団員さんもモチベーションが。
ガンバレ!!NJP壁|ョ・ω・`o)ガンバッテッ♪
2019.1.24(THU)
19:00
サントリーホール