ヴェルディ
歌劇『シチリア島の夕べの祈り』バレエ音楽「四季」より「冬」
ケルビーニ
歌劇『メデア』序曲
ブラームス(管弦楽編曲:L. ベリオ)
ヴィオラ・ソナタ 第1番 ヘ短調op. 120-1*
ロッシーニ
歌劇『泥棒かささぎ』序曲
ポンキエッリ
歌劇『ラ・ジョコンダ』バレエ音楽「時の踊り」より「昼の時の踊り」
ヴェルディ
歌劇『アイーダ』より「小さなムーア人奴隷の踊り」「舞踏音楽」
プッチーニ
歌劇『マノン・レスコー』間奏曲
ヴェルディ
歌劇『オテロ』より「舞踏音楽」
ヴェルディ
歌劇『シチリア島の夕べの祈り』バレエ音楽「四季」より「春」
指揮:上岡敏之
ヴィオラ:篠崎友美(新日本フィル首席ヴィオラ奏者)*
コンサートマスター:西江 辰郎
上岡さんとNJPによるニューイヤー・コンサートって趣きのプログラム♪
イタリアの作曲家による作品や編曲で纏め、プログラムで取り上げた曲も上岡さんらしく拘りを感じさせます♪
前半は、正直聴いたことない作品ばかりだったので、耳が慣れておらず些か眠気が……zzZ
ケルビーニの作品なんて滅多に聴けないのに…
なんてもったいない( ̄▽ ̄;)
ブラームス晩年のクラリネット(ヴィオラ)・ソナタ、管弦楽編曲(ベリオ編曲)版は、元々の作品がブラームス晩年の作品らしく内省的でちょっと晦渋ってのもあり、オケ板でもそこはあまり変わらず。
ベリオの編曲もストラヴィンスキーやヒンデミットのような乾いた響きで、シェーンベルクがピアノ四重奏曲を編曲したような派手さはあまりないのも地味な印象が。
首席の篠崎さんの演奏は、豊かに楽器を鳴らしていたように思えたけど、他に比較して聴いたことないので何とも言えず…
ブラームスは特に眠気もマックスになり、眠いなら寝ちゃえーって開き直り、完全に寝落ちしたお陰でスッキリ(笑)
お陰で後半はしっかり聴けました(笑)
さてその後半(第2部)は、楽しかった(╹◡╹)
(聴き慣れた曲も多かったからかな。)
舞台左右に振り分けたドラムロールで始まった「泥棒かささぎ」から上岡節炸裂!!
スピード感溢れ、聴いていて気持ちがよい!!
「アイーダ」も有名な行進曲でなく、バレエだったりと上岡さんらしい拘りがあるものの、ニューイヤー・コンサートは、やっぱり舞踏系がしっくり来るので、こうした選曲にはセンスを感じます。
「マノン・レスコー」からの間奏曲は、今回一番感銘度高し!!
ドラマチック!!
ここではもうひとりヴィオラの首席である井上さんのソロもあり、両ヴィオラ首席に花を持たせるのは、上岡流紳士術かしら(笑)
「オテロ」「シチリア島」は、馴染みないので、これは感銘度は薄かった…きっと馴染んでいたらもっと楽しめたかも!!
あと「時の踊り」は、全曲聴きたかった!!
全部演奏しても8分程度の曲だから全曲演奏も出来たような気がします…深読みでアンコールに全曲と思ったらハズレた(笑)
そして、上岡さんとNJPコンサートの定番になりつつあるお決まりのアンコールは、
なんと
なんと
なんと
エネスコのルーマニア狂詩曲!!
実演で聴くのは、はじめて!!
イタリアプログラムの後に、なぜルーマニアかは不明ですが、これが本番プログラムを凌ぐくらいの名演&熱演♪
(上岡さんがアンコール決める理由にオケの編成もあるので、今日もそんな感じで決めたかしら??)
序盤ゆったりした箇所での濃厚な歌い回し。
ここでも井上さんのソロあり!!
(今回のプログラムは、ヴィオラ首席立ててます!!)
中盤徐々に熱狂を帯びて来るところのゾクゾク感。
終盤の熱狂!!
これは本当凄かった!!
めちゃ楽しかった(╹◡╹)
NJPもホルンの金子さん頑張ったけど、音程定まらないとこ多々あり。
金管は、もうひと頑張り欲しいとこだけど、弦の響きは、ここ最近のNJPでは一番良かったし、木管の煌めきも( ≧▽≦)b Good !!
最後に気になったのが、ヴィオラ首席の井上さん。
今回活躍しているにも関わらず、終演後上岡さんが井上さんを讃えるべく立つのを促したにもら関わらず、素っ気ない感じが…
お疲れだったのかしら??
あまりにもつっけんどんだったので、気になったけど…何だったんだろー??
2019.1.19(SAT)
14:00
すみだトリフォニーホール
絵のようなスカイツリー(木さん的にGood shot!!)