土曜ソワレシリーズ《女神(ミューズ)との出逢い》第278回 児玉麻里&児玉桃 2台ピアノ・デュオ | 音楽って素敵 ₍₍¶(ू⁄›˅̮‹ू∖)⁋₎₎ ♪♬

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クラシック音楽のコンサートなどなど拙い文章ですが、気侭に綴っています♪

チャイコフスキー

バレエ組曲「眠れる森の美女」op.66より(ラフマニノフ編)
1. 序奏/リラの精
2. アダージョ/パ・ダクシオン
3. 長靴をはいた猫 
4. ワルツ 

バレエ音楽「白鳥の湖」op.20より(ランゲリ/ドビュッシー編)
情景 
四羽の白鳥の踊り 
パ・ド・ドゥ(グラン・アダージョ)
(以上ランゲリ編)
ロシアの踊り 
スペインの踊り
ナポリの踊り
(以上ドビュッシー編)

ドビュッシー:白と黒で

チャイコフスキー
バレエ音楽「くるみ割り人形」op.71より(アレンスキー編)
1. 小序曲 
2. 行進曲 
3. こんぺいとうの踊り 
4. アラビアの踊り 
5. 中国の踊り 
6. トレパーク 
7. 葦笛の踊り 
8. 花のワルツ 
9. パ・ド・ドゥ(グラン・アダージョ) 

 

2台ピアノで、華やぐチャイコフスキー3大バレエ!

国内外で大活躍のピアニスト姉妹が、2台ピアノで登場。躍動感あふれるデュオで贈るのは、ラフマニノフやドビュッシーなど大作曲家が編曲したチャイコフスキーの3大バレエ音楽「白鳥の湖」「眠れる森の美女」「くるみ割り人形」、そして没後100年を迎えるドビュッシーの貴重な2台ピアノのためのオリジナル作品!
クリスマス・シーズンにぴったりの絢爛豪華なピアノの饗宴を。~フィリアホールHPより~



児玉麻里・桃姉妹によるチャイコフスキーの三大バレエを中心に今年没後100年のアニバーサリーにあたるドビュッシーの作品を挟んだピアノデュオ・リサイタル。
チャイコフスキーの方はすべて本来ピアノ連弾用に編曲されたもの。
だが敢えて2台のピアノでの演奏。
プログラムによると
『これは鍵盤上の自由な動きを確保するだけでなく、ペダル操作を個別に行うことで精妙な音色変化や音のバランスを生み出すため』とのこと。
もちろん1台のピアノのより2台の方が音の厚みや迫力が増すのもあると思う。
また息のあった演奏も姉妹ならでは。
クリスマス・シーズンらしいプログラムにこちらも深いことはあまり考えず、ふたりが奏でるピアノの豊潤な音色にどっぷり浸り、その素晴らしいテクニックと華麗な響き、バレエ音楽らしい躍動感などたっぷり味合うことができました♪
ピアノならではの洗練された響きなどオケ版とは違う新たな魅力も発見でき…オケならこの楽器がこの箇所担当するんだけどピアノだとこうした音色みたいな…色々想像も膨らみ楽しく聴くことができました♪ 
くるみ割り人形の花のワルツやグラン・アダージョは、ピアノだけでもこんな壮麗な響きになるなんて!!
思わず身震いしながら聴いてました(もちろん感動して)♪

ドビュッシーの『白と黒で』は、はじめて聴いたけど、プロコフィエフばりのアグレッシブな曲で、ドビュッシーってこんな曲も書くんだと新たな発見もあり。
(普段ドビュッシーを聴かず、アラベスクや月の光のイメージしかないってのがあるけど…(汗))
チャイコフスキーとドビュッシーって木さん的には結び付かないってのがあったから、ドビュッシーが白鳥の湖をピアノ連弾に編曲していたのも意外でした(汗)

眠りの森の美女・白鳥の湖では、舞台上手側のピアノが麻里さん、下手側が桃さん。
ドビュッシーからポジション入れ替え。
真っ赤なドレスもクリスマスぽくて素敵でした。
(今回のプログラムで演奏されたチャイコフスキーのバレエが入ったCDのジャケ写と同じドレスかな??)


アンコールは1台のピアノによる連弾で。
こちらもクリスマスらしいアンコール♪
素敵でした。


お初のフィリアホールは、若干響きすぎる感もあったけど、こうした小さな編成の曲を聴くにはとても良いホール♪
ただ地方から行くには多少アクセスに難あり(乗り換え多すぎ!!)。

しかし、クリスマスらしい豪華なひとときをすごせ大満足!!

花まるのコンサートでした(╹◡╹)

2018.12.8(SAT)
17:00
フィリアホール