【都民芸術フェスティバル参加作品】
ライモンダ(全3幕)
原振付:マリウス・プティパ
音楽:アレクサンドル・グラズノフ
新振付/演出:エリダール・アリーエフ
舞台監督:森岡 肇
照明:沢田祐二
バレエ・ミストレス:佐藤真左美、鈴木未央、角山明日香
衣裳:タウン・ステージ
指揮:アレクセイ・バクラン
管弦楽:ジャパン・バレエ・オーケストラ
ライモンダ:米沢 唯
ジャン・ド・ブリエンヌ:芳賀 望
アブデルラクマン:高比良 洋
クレメンス:奥田花純
エンリエット:竹内菜那子
ベルナール:江本 拓
べランジェ:吉田邑那
シヴィル・ド・ドリ伯爵夫人:テーラー麻衣
アンドラーシュ2世王:本多実男
グラン・パ・クラシック
<ソリスト>:堀口 純、清水あゆみ、雨宮 準
ほか 日本バレエ協会所属ダンサー
『今日はあの震災から7年目。
こうして何事もなくコンサートやバレエが聴けたり、観れたりする日常に感謝。』
先日の東京シティ・バレエ「白鳥の湖」に続き、日本バレエ協会主催公演の「ライモンダ」を東京文化会館へ鑑賞して来ました。
実はこの公演を知ったのはつい2週間ほど前、さっそくチケット状況調べたら、東京文化会館のチケットセンターでは米沢唯さんがライモンダを踊る11日マチネは完売状態だったので、日本バレエ協会に問い合わせてみるとまだチケットあるとのことで、チケットをGET!!
シティ・バレエを除くとバレエ鑑賞とは言えば大半が新国立劇場バレエになってしまうのですが、ここ数年マンネリ化は否めず、「ライモンダ」など取り上げる気はあるんだろうか??って感じ。
鶴首しても先は見えず、そんな時にたまたまこの公演を知り、しかもライモンダは新国立劇場バレエのプリンシパルの米沢唯さん!!…もうこれは観るきゃないでしょと思い立ったのが2週間ほど前。
本当チケットあって良かったです(╹◡╹)
ブログでいつもお世話になってるウッスーさんは、大のグラズノフ・ファン…きっとウッスーさんのブログにはこの公演について、記事ÜPしていたはずなのに見落としていたのは不覚でしたが、まぁチケット取れたから良かったってことで(笑)
無事チケットもGET出来て、楽しみにしていた「ライモンダ」。
同日にソワレ公演もある為、本日マチネは13時から。
そんな訳で早めの出発。
高速バスも渋滞に巻き込まれず、スムーズに都内着。
余裕を持って東京文化会館へ来ることができLucky!!
(早起きした甲斐あったわ!!)
開場前に東京文化会館に着き、昼食と思ったけど、お腹を満たすと眠くなりそうなんで^^; 珈琲のみで眠気覚ましをし、ホールへ。
プレトークもしっかり聞き…アリーエフさんの新振付と演出は、日本初演らしい…そう言われて初めて「ライモンダ」を鑑賞するので、以前との違いは全く分かりません( ̄▽ ̄;)
「ライモンダ」のあらすじは、絶世の美女ライモンダの恋人ジャンが戦場に行ってる間に異国の王子アブデルラクマンがライモンダにちょっかいを出し、間一髪ってとこでジャン帰還!!
そこで「俺の女に手を出す奴は倒す」みたいな感じになりジャンとアブデルラクマンが決闘し、ジャンがバッタバッタ倒して(いくら横恋慕したからって異国の王子殺したら戦争にならないのかって疑問は忘れることにします)、晴れてふたりは結ばれ、めでたしめでたしって言うまぁあって無いようなストーリー。
あくまでも華麗なバレエを楽しむものらしい??
本公演唯一不満だったのが、プログラムを購入(1000円)しないと、キャストすら分からないのは不親切。
ペラ一枚で簡単なストーリーや主な配役くらい記したもの配布しても良いような…経費的に厳しいなら配役表貼り出すくらいはして欲しいものです。
そんな訳でプログラム買わない限り、主要なキャスト以外誰が何を踊っているか分からずじまい。
このまま分からないのもどうかなと思い、第二幕前の休憩でプログラム購入しようとロビーまで降りて見本をパラッと見たけど…微妙…ストーリーは分かるし、各ダンサーの経歴連ねてあるだけなら、ちょっとって感じでバス(もう少し購入したくなるようなメモリー感欲しいわ)。
結局、もう主役さえ分かればそれでOKにしました(笑)
ライモンダを踊った唯さんは、素晴らしいのひとこと!!
唯さんの踊りがこれでもかこれでもかと大盤振る舞い(もちろん全幕見どころあり)で観れただけでも、もう何も言うことありません。
大満足(╹◡╹)
ジャンの芳賀さんも良かったけど、ちょっかい男のアブデルラクマンを踊った高比良さんは、男の色気ムンムンって感じでとても良かったです。
木さんならジャンじゃなく、強引な高比良アブデルラクマンに惹かれるけどなぁ。
他のダンサーは、名前分からないけど皆さんイキイキと踊られていたし、第一幕第二場のライモンダの夢の中の幻想的な美しさ、第二幕のエキゾチックな踊り、第三幕の華やかさはこれぞグランド・バレエの醍醐味って感じで見応え感バッチリ(๑•̀╰╯-)و.。.:*✧
最初は、同じ釜の飯を食べるじゃないけどひとつの固有のバレエ団の公演とは違い、皆さん違ったバレエ団やフリーのダンサーだと統一感ないのではと心配してましたが、意外とそこは気にならず、すんなり観れました。
踊りの詳細は、ウッスーさんのプログがとても簡潔明瞭でわかりやすいので、そちらを参考に↓↓↓
ウッスーさんのおすすめのグラズノフの音楽は、抒情的な箇所はちょっと単調。
第二幕の異国感やエキゾチック感ある場面の音楽は、聴き応えあったけど、全体的には冗長な感じがあり。
踊りは素晴らしいけど、もう少しキャッチーなメロディならもっと良かったのにと思ったりしましたが、ロシア音楽全般が好きなので、「ライモンダ」全曲生で聴けたのは良かったです(*^^*)♪
新国立劇場のピットでお馴染みのバクランは、多分ツボを抑えた指揮だったと思うし(何せ全曲聴いたのは初めてなんで)、臨時編成の特別オケ(プログラムにはメンバー表あったみたい)は、いつもピットに入る東京フィルや東響、フリーの方が主だったメンバーかしら??特別編成のオケだからと言って刈り込んだ編成でなく、弦もしっかり厚みもあり、若干金管に粗さはあったものの、新国立劇場で聴く東京フィルや東響と比較しても遜色なし!!
ダンサーもオケも本公演の為の臨時特別編成だったにも関わらず、見応え聴き応えあり、大満足でした(ノ^∀^)ノ☆パチパチパチ
席は先日の白鳥の湖と同じく、またもや最安値、しかも初の5階席(しかも両サイドはガラガラ)。
しかしながら全景を眺めるの最高の見晴らし、しかも音楽通が東京文化会館なら5階席が一番音が良いと言うだけのことはある素晴らしい音響で、めちゃくちゃコスパ率高くこれも大満足(*^ー゚)b クッ゙
2018.3.11(SUN)
13:00
東京文化会館大ホール
そー言えば…
東京文化会館ここ数年毎回来るのは夜で、昼間来るのはかなり久しぶりで、もしかしたら10年以上ぶり??
せっかく昼間来たので、帰りは上野公園周辺プラプラして来ました(ง ˙˘˙ )ว