東京シティ・バレエ団 コッペリア(石井清子舞踏生活80周年記念公演) | 音楽って素敵 ₍₍¶(ू⁄›˅̮‹ू∖)⁋₎₎ ♪♬

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クラシック音楽のコンサートなどなど拙い文章ですが、気侭に綴っています♪

ドリーブ

『コッペリア』(全3幕)

 

 

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演出・振付:石井清子

芸術監督:安達悦子
音楽:L.ドリーブ
指揮:井田勝大
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

バレエマスター金井利久 小林洋壱
バレエミストレス吉沢真知子 山口智子
美術:穴吹喬
照明:吉田信(有限会社ハロ)
音響シグマコミュニケーションズ
舞台監督:橋本洋 淺田光久
宣伝美術:坂東昌子
イラスト:田中一光

 

【配役】(7月9日)

 

スワルニダ:中森理恵

フランツ:中弥智博

コッペリウス:春野雅彦

コッペリア:松本佳織

市長:青田しげる

市長婦人:岩淵美希

スワニルダの友人:岡博美、飯塚絵莉、河野麻子、大内麻莉、齋藤ジュン、宮井茉名

フランツの友人:浅井永希、髙井将伍、内村和真、濱本泰然、吉野壱郎、吉留諒

マズルカソリスト:平田沙織

時のワルツソリスト:森絵里、馬場彩、福田健太、吉岡真輝人

曙:植田穂乃香 他:東京シティバレエ団

 

 

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7月の東京シティ・バレエ団のティアラこうとうの公演は、ここ数年のお楽しみ(*^▽^)/★*☆♪

一昨年の「ジゼル」(初バレエ鑑賞…それ以前に中学生のころ鑑賞していますが…殆ど記憶が…)、昨年の「白鳥の湖」(その時の感想♪)と続き、今年は、「コッペリア」!!

「コッペリア」と言えば、今年2月に新国立劇場バレエ団のプティ版(スワルニダ:池田理沙子、フランツ:奥村康祐、コッペリウス:菅野英男  参考:感想)を鑑賞したことがまだ記憶に新しいところですが、個人的にも応援しているシティ・バレエの「コッペリア」も気になるところヾ(´︶`♡)ノ♬☆♪

豪華絢爛な舞台と精密な踊りが魅力の新国立劇場バレエ団と比較すると若干舞台等見劣りする(予算上の問題などあるのでしょうが…)かと思いきや意外と新国立劇場バレエと比較して何ら遜色のない素晴らしい公演で、たっぷり2時間半シティ・バレエのダンサーたちのイキイキとした踊りを堪能させていただきました(* Ŏ∀Ŏ)・;゙.:’;、

昨年の「白鳥の湖」の際は、もう少し各ダンサーの踊りのキレと舞台の豪華さに欠けてるように感じたのですが、今年の「コッペリア」では、そうした点は、まったく気にならず十分新国立劇場バレエ団の公演と渡り合えるものでした(*b'v・)b+。

新国立劇場バレエのプティ版は、コッペリウスにも主軸を置き、コッペリウスの悲哀等も滲ませ、コミカルさもありながらシリアスな面も感じさせ、ラストはコッペリウス哀愁すら感じるもの大人向きの「コッペリア」でしたが、シティ・バレエの方は、スワニルダフランツの恋の行方を主体にコミカルな進行というお子さまでも楽しめるオーソドックスな演出。

観ている方は、素直に笑え、素直に各ダンサーの踊りに魅了される素敵な演出(﹡ˆ__ˆ﹡) 💓✨

副題にある~おすましやの人形をめぐる愉快な愛の物語~のまんま(^ω^)ニコニコ

主役を演じた中森理恵さんは、スワニルダの勝気な性格や好奇心旺盛な面もありつつかわいく愛くるしい女の子を見事に踊り切ってました゚+.゚(´▽`人)゚+.゚

表現・演技力・踊りの技術ともども最高でした‼

相手役のフランツを演じた中弥智博さんも若々しい向こう見ずな若者をダイナミックな踊りで表現してこちらも(`・ω・´)bグ~

他のダンサーもキレを感じ、全体的に勢いがあり、舞台を観ているこちらまでもそのエネルギーが伝わってくるのがすごい‼

特にプティ版ではカットされている第3幕「鐘の祭り」での個々のダンサーの技巧的な踊りやコール・ド・バレエの美しさは、新国バレエでは味わえなかってので、これを観れただけも満足✧*。٩(ˊᗜˋ*)و✧*

また、コッペリアは、プティ版では本物の人形でしたが、こちらでは松本佳織さんが見事に演じ(人形に様にじっとしてるのってめちゃ大変だと思う)、2幕で登場する他の人形もシティ・バレエのダンサーがこれまた見事(微動だにしない動きからゼンマイ仕掛けのようなコミカルな動きも秀逸)!!

第2幕は、コッペリウス役の春野さんとコッペリアに化けたスワルニダの中森さんとのコミカルな掛け合いなど楽しませていただきました(つ∀<。)キャハッ♪

第1幕は、ドリーブの音楽も素晴らしく(有名なマズルカやチャルダーシュなど)主役ふたりの素敵な踊りからコール・ド・バレエなど見応えあり!!

プティ版とは違い、石井版では、コッペリウスは狂言回し的な役割で(プティ版のどことなくダンディな菅野さん演じるコッペリウスとはえらい違いですが、春野さんも意外とダンディでしたw)、第2幕でスワニルダにしてやられた後は、登場なしはちょっと寂しい感もありますが(演出上2幕で完結。第3幕は、ガラ的なもの)、ともかく楽しく分かりやすい「コッペリア」でした(時折小さなお子さまの笑い声も聞こえ、会場のお子さまも素直に楽しんでた様でした)(*˘︶˘*).。.:*♡

 

カーテンコールの登場もオケがフィナーレをもう一度演奏し、会場の手拍子で登場するのも温かみのあるカーテンコールでとてもよかったです(新国バレエでもぜひ取り入れて欲しいです)♪

また、今回の「コッペリア」は、演出・振付を担当された石井清子さんの舞踏生活80周年記念公演で、カーテンコールでも石井清子さんのお姿も!!

大好きな踊りに80年も関われたことは、とても幸せだったとのこと。

カーテンコールでも感謝の言葉を述べてました。

踊りと共に80年とても素敵な人生‼

男性ダンサーに掲げられうれしそうな石井さんのお姿がとても印象的でした(*˘︶˘*)

(帰りがけにロビーにいた石井清子さんと握手。その手はとても力強く温かったです)

 

今回もオケの伴奏は、井田勝大さん指揮のシティ・フィル♪

実はシティ・フィル同日公演でENBの「コッペリア」の方でも伴奏を担当♪

東京フィルのように大所帯でもないシティ・フィルなので、ティアラ組の方は、半数以上は他所のオケやフリーの奏者によるエキストラだったのではないでしょうか??(過去の公演も掛け持ちはなくても、エキストラはかなり入ってましたが…)

演奏は、エキストラ率高くても十分満足の行く演奏だったと個人的には思いました(ティアラこうとうのオケピットは、そんなに大きくないので、弦などかなり刈り込んでいましたが(弦は総数30人に満たない、管・打は楽譜どおりの配置)、オケの厚みは、しっかり感じられました)・。♪*+o

 

 

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なお、シティ・フィル恒例のプレコンサートあり。

開演前のロビーに素敵な木管アンサンブルが響きました(*ˊ˘ˋ*)。♪:*°

 

 

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余談ですが、東京シティ・フィルの名前、まるで東京シティ・バレエ団の座付きオケみたいですが、実はこの名前、シティ・フィルの創設者堤俊作氏が名前を付ける際、シティ・バレエの設立メンバーである橋本洋氏に「シティという名前を使って構わないか??」と相談を受けたそうです。

そんなシティ・フィルとシティ・バレエには、今は江東区(ティアラこうとう)で、芸術提携を共にしているとは、何とも不思議な縁ですよね♪

 

 

総体的には、とても大満足の公演( ´・∀・`)b グ━━━━ッ!!!!!

2時間半があっーという間でした!!

来年もまた観に来たいなぁ(*'▽'*)

 

 

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2017.7.9(SAN)

14:00

ティアラこうとう大ホール

 

 

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   【告知】

来年、3月3日(土)、4日(日)、6日(火)と東京シティ・バレエ団結成50年を記念して、東京文化会館でチャイコフスキーの『白鳥の湖』を上演します!!

なんとオケは、大野和士と都響♪

大野和士と都響がバレエのピットに入るのは何とも贅沢!!そしてどんな演奏になるのか(๑˙―˙๑)?

この公演、シティバレエの踊りと共に気になります!!

もちろんチケットは必ずgetします!!(予定w)

 

 

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購入したプログラム(イラストがめちゃかわいい)