どりーむコンサート Vol.101 天才モーツァルト最後のシンフォニー『ジュピター』 | 音楽って素敵 ₍₍¶(ू⁄›˅̮‹ू∖)⁋₎₎ ♪♬

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クラシック音楽のコンサートなどなど拙い文章ですが、気侭に綴っています♪

モーツァルト
交響曲第32番ト長調K.318
ブラームス
ヴァイオリン協奏曲ニ長調op.77※
モーツァルト
交響曲第41番ハ長調K.551『ジュピター』

日本フィルハーモニー交響楽団
指揮:広上淳一
ヴァイオリン:神尾真由子※
コンサートマスター:戸澤哲夫

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指揮者の広上淳一さんが、ラジオ番組内で、ロンドンのオーケストラは多忙だと仰っていました…昼間は、リハ、ゲネプロ、CD録音、夜は本番、本番がはけたあと深夜まで映画音楽の録音などなど。
ロンドンのオーケストラも忙しいけど、日本フィルもここ数カ月は、かなり忙しいスケジュール😢⏰💦
5月にはインキネンさんとワーグナーの『ラインの黄金』(東京定期)、山田和樹さんとのマーラーツィクルス最後のseason、7番、8番(こちらは2回も!!)、9番と続き、桂冠指揮者のラザレフさんのショスタコーヴィチやグラズノフ、プロコフィエフと続き、毎週々々お休みもなく(リハ入れれば休んでる間もない)、そして7月は、広上淳一さんで府中でどりーむコンサート、続いて東京定期(ツァラなど)、その後も西本智実さんと杉並定期など続き、夏休みコンサートで各所を回るなど…ロンドンのオケも真っ青なスケジュールとプログラムで楽員さんもかなりお疲れでないかと心配になってきます(∩´﹏`∩)

さて、今日聴いたのは、前述、ロンドンのオケは忙しいとお話をされた広上淳一さんとヴァイオリニスト神尾真由子さんの府中どりーむコンサート♪

お目当ては、神尾真由子さんが弾くブラコン♪
(神尾真由子さんは、1月にも飯森さんと日本フィルで同曲を演奏してます…そちらの評判がかなり良かったので、弥が上にも期待はあがります)
府中の森芸術劇場は、正直、かなり遠方になりますが、どりーむホールの音響の良さと(見た目は、一般的なホールですが、見た目以上に豊かに響くので、個人的には大好きなホールです)、大好きな日本フィルを最近聴いてない(1月のインキネンさんのブル8以来)ので、多少交通の便の悪さと長時間の移動は、我慢しても行く価値はありです♪

しかしながら…この日は、前日から夏風邪を引き込み体調もいまひとつ…
無理ぽいと思いつつも…じっとしていれば何とかなるかなぁ的な感じで⊂('ω'⊂ )))Σ≡GO!!

そんな訳で強行だったため、演奏会中は、じっと座ってるとは言え、体調いまひとつのため、集中力に欠けた感想であること予め書いておきます😷

楽しみにしていた神尾真由子さんのブラコンは、以前聴いた神尾真由子さんの演奏(2014.10.31 サントリーホール リスト室内管との共演)の際、強烈な個性と濃厚な歌い回しに、驚嘆・感動しましたが、今回のブラコンは、極めて正当派、濃厚と言うよりかなり端正な演奏で、悪戯に音を揺らすのではなく、じっくりと一音一音歌い込んだそんな感じの演奏だったと思います♪
正直、前回の記憶から神尾真由子さんならではの、じゃじゃ馬ぶりを発揮した濃厚なブラコンを期待していたので、その点では残念でしたが、今の彼女ならではの堂々としたブラコンは、お見事!!
第一楽章のカデンツァ(一般的なヨアヒムによるものだと思います)の緊張感溢れる張り詰めた弦の響きやテクニックの凄さは、本当に素晴らしく、第三楽章でのジプシー的な歌い回しでは、以前の彼女らしくじゃじゃ馬ぽさも出て、広上さん率いる日本フィルと丁々発止の演奏を展開してました♪

演奏後も盛んかな拍手があり、何度も何度も舞台に呼び戻されました♪
アンコールは…たぶん彼女自身は考えてなかったと思います(何度目かのカーテンコールでアンコールだったことを考えると)…お得意のパガニーニ♪
もちろん彼女の超絶技巧を堪能させていただきましたヾ(´︶`♡)ノ♬☆♪

広上淳一さん率いる日本フィルは、弦を12-10-8-5-4とブラームスにしては、かなり刈り込んた編成でしたが、さすが日本フィル、刈り込んだ編成でも、厚みのある弦で、神尾真由子さんをサポートしてました♪
コンマスは、シティフィルの戸澤さんがゲストで、他にも日本フィルでは見ない団員さんもそこそこいたのは、前述した忙しさのせいかしら(๑˙―˙๑)?
見事なオーボエを聴かせてくれたのも副首席の松岡さん(残念ながら杉原さんは降り番、フルートの真鍋さんも降り番…今回木管陣は、男性がはしっかり固めてました)など、ホルンも丸山さん不在など、主だった楽員さんが降り番だったのは、久しぶりの日本フィルだけにちょっと寂しかったです(。•́ω•̀。)

広上淳一さんは、厚みのあるどっしりした伴奏を日本フィルから引き出し、こちらも正統派、堂々したブラームスでした…ブラームスのコンチェルトでのオケの役割は、かなり大きいので、その点では満足!!
さすが日本フィル、さすが広上淳一さんですヾ(´︶`♡)ノ♬☆♪

モーツァルトの交響曲…
32番も41番も昨今流行りのピリオドスタイルではなく、厚みのある弦を主体(14-12-10-8-7)にしたピラミッド型の近代オケ的な堂々たる演奏♪
イタリア風序曲のスタイルで書かれ、10分にも満たない作品ですが、コンサートで滅多に聴くことのない…モーツァルトの他の歌劇の序曲でなく…32番を実演で聴けたのは、貴重(*ˊ˘ˋ*)。♪:*°
41番は、正に『ジュピター』の看板に偽りなしって感じの威風堂々とした演奏♪
全リピではなく、展開部のみ。
これは、全リピだと一旦終わりそうになるとこからまた始まることなく、フィナーレなど一気にコーダに突き進み、堂々と集結出来るので、今回の演奏スタイルではありかなと思いますが、個人的には、全リピ派です♪
オケは、エキストラ多めとは言っても、弦の圧力はお見事でした!!
木管は、女性抜きでもいいじゃないですか!!
金管は、とこどころ合わず、疵はあり。
但し、多忙な状況で、これだけのクオリティ出せるのは、日本フィルならではです(*b'v・)b+。


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アンコールは、広上淳一さんお得意の北欧もの♪
これがまたよかったですヾ(´︶`♡)ノ♬☆♪


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また府中は、客席マナーが本当に良いと思います♪
演奏中も静かだし、フラブラもなし。
みなとみらいの聴衆に通じる良さが客席から感じれました(*ˊ˘ˋ*)。♪:*°

なお、
今回の|柱|ヽ(・_・`)反省…
体調悪いのにコンサートに行くのは、やっぱり良くないことですね…
コンサートに集中出来ず、うつらうつらするのは、自業自得ですが、マスクなど他人に伝染さないように配慮はしたけど、やはり風邪ぴっきで人が集まる所へ出向くのは、他人様に風邪を伝染す可能性も高く、テロ行為と何ら変わりないと、深く反省しておりますヾ(_ _*)ハンセイ・・・

家に戻ったら案の定、熱がありました(翌日、病院行き、インフルエンザではなかったですが…疲れかららしいですが💧)…🏥😷💦

しかし、以前もブラコン(佐藤俊介さんソロのアツモン神奈川フィル 2016.1.16)の時も風邪だったことを思い出し、ブラコンを聴く時は、風邪をひくジンクスがあるみたいです(。•́•̀。)💦


2017.7.2(SUN)
14:00
府中の森芸術劇場 どりーむホール


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終演後、神尾真由子さんサイン会ありました_((Ф(・ω・`)カキカキ