ベートーヴェン
レオノーレ序曲第2番op.72a
J.S.バッハ
チェンバロ協奏曲ニ短調 BWV1052*
ハイドン
交響曲第101番ニ長調Hob.101「時計」
指揮・チェンバロ*:鈴木優人
コンサートマスター:﨑谷直人
4月最後の土曜日は、とても爽やかなお天気☀️
最近、鬱ぽかったけど、ここ数日は、陽気のせいもあって、体調も良くなり、気分的には大分楽になりました( *ˊᗜˋ* )
爽やかなお天気だと億劫になりがちだった外出も苦にならず、先月購入した神奈川フィルの神奈川県立音楽堂で定期的に行ってるハイドンチクルスへ出かけるのも、楽しみになりますヾ(´︶`♡)ノ♬☆♪
さて、この神奈川フィルの音楽堂シリーズも10回目を迎えることになり、ハイドンの交響曲を中心に多彩なプログラムを組み、企画的にも面白いコンサートなので、ぜひハイドンの交響曲全曲制覇するまで、続いて欲しいものです♪
ちなみに個人的には、なかなか日程の都合がつかず、第1回(宮本文昭さん指揮)以来(^_^;
久しぶりの音楽堂シリーズです!!
今回指揮及びチェンバロの弾き振りまでしちゃうのが、マルチ音楽家の鈴木優人さん♪
彼の多才な活躍は、バロックだけでなく、メシアンの交響曲や吹奏楽まで手掛けちゃうんですから、本当にすごい才能です。
その才人鈴木優人さんが、神奈川フィル初登場は、意外でした!!
曲目は、バロックから古典派まで、レオノーレ第2番(有名な第3番ではなく)を除くと意外とオーソドックス♪
オーソドックスだからこそ、鈴木優人さんの才人ぶりが発揮されるのかと期待。
(このコンサートでは、鈴木優人さんのプレトークあり。大変わかりやすい説明で、なぜこのプログラムになったのかのお話もありました)
ベートーヴェンのレオノーレ第2番は、良く演奏される第3番と比較すると、実演で接する機会は、少ないので、実演で聴けるのは、大変貴重です。
第3番のパロット版とも言える2番(実際は1番)は、第3番より荒削りな部分が多々あり、なかなかダイナミック。
第3番の纏まりの良さはないけど、劇的なのは、こちらでは!?
鈴木優人さんと神奈川フィルもこの作品のダイナミックさを上手く表現していたと思います。
惜しむらくは、金管が粗いのと、音楽堂の音響によるのでしょうが、弦がキツく聴こえ、それが粗く感じてしまったこと。
神奈川フィルの弦楽セクションは、みなとみらいで聴くと潤いを感じるのですが、音楽堂だと響きが薄い分、キツくなる傾向が。
ただ、響きが薄い分、楽器の分離は大変よく、低音も引き締まり、木管など余計な残響ないので、遠くの席までも、スッキリ聴こえるので、一長一短。
なお、ベートーヴェンとハイドンでは、神奈川フィルの弦楽セクションは、対向配置(但し、コントラバス、チェロは舞台上手側)、ティンパニは、バロックティンパニを使用。全プロ弦はノンビブラート奏法。
2曲目のバッハのチェンバロ協奏曲は、チェンバロを中心に添え、弦楽器を刈り込んだ(ここでは通常配置)編成。
鈴木優人さんの卓越したチェンバロと神奈川フィルの先鋭弦楽メンバーによる素敵なアンサンブルに、出だしからジーン(ŏ﹏ŏ。)
やっぱりバッハはいいなぁと思い、チェンバロの鄙びた響きに酔いしれました♪
曲が終わってからも大喝采は止まず、たぶん予定しなかったたんだと思うけど、アンコールあり。
平均律クラヴィーア第1巻から第1曲プレリュード♪
これもまたジーンとしちゃいました(ŏ﹏ŏ。)
ただ、やはりホールの特性かホール後方だとチェンバロの音色は届かず、そこがちょっともどかしかったかな。
休憩を挟み、後半は、ハイドンの交響曲の中でもちょー有名な「時計」
これがとても良い演奏。
古典的にキリっとした解釈ながらな熱さも持ちつつ、ピリオドスタイル系のハイドンながらベートーヴェンに通じる重厚さも感じられる演奏♪
もちろんハイドンの洒落たセンスと面白さも巧みに表現するのは、鈴木優人さんらしい!!(第二楽章で大胆なルフトパウゼを入れるなど)
聴いてワクワク((o(。>ω<。)o))
神奈川フィルも好演♪
特に木管楽器は、素晴らしかったです♪
もちろんバロックティンパニを豪快に叩く神戸さんも最高!!
本当に楽しいハイドンでした♪
アンコールは、
次回の予告も兼ね、アイネ・クライネ♪
神奈川フィルの素敵な弦が爽やかなに奏でてました(通奏低音にファゴットを使用してたのは、かなり珍しい) .•*¨*•.¸¸♬
神奈川フィルの帰りのお楽しみのひとつ、
キルフェボンヾ(´︶`♡)ノ♬☆♪
オレンジのタルトとルピシアのダージリンアールグレイでいただき、素敵な音楽と素敵なスイーツで、鬱だった心もかなりリフレッシュされました(*˘︶˘*).。.:*♡
15:00
神奈川県立音楽堂