都響スペシャル | 音楽って素敵 ₍₍¶(ू⁄›˅̮‹ू∖)⁋₎₎ ♪♬

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クラシック音楽のコンサートなどなど拙い文章ですが、気侭に綴っています♪

モーツァルト

交響曲第25番ト短調k.183(173dB)

マーラー

交響曲第5番嬰ハ短調

 

指揮:アラン・ギルバート

コンサートマスター:矢部達也

 

 

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最良のホールに最良のアーティスト、そして最良の演奏、この3拍子が揃うコンサートなどそうそうあるものではないけど、今日の都響スペシャルは、正にそうしたコンサートでした♪

 

 

 

 

現在、ニューヨーク・フィル(NYP)の音楽監督であるギルバート、正直これまでまったくノーマークの指揮者でした(;^_^A

見た目ももっさりとした感じで「ん~大丈夫このお方⁇」ってイメージもあり、正直あまり期待していなかった分、今日の素晴らしい演奏を聴き、こちらの不勉強さを痛感(>_<)

指揮姿も正直スマートな感じでなく(先週聴いたベドヤの方が指揮姿は美しい)指揮台の上でバタバタしてるように見えるのですが、「あら不思議‼」、ギルバートが魔法のタクトを振るとオケが活き活きとし、極上のサウンドがサントリーホールに響き渡るから、本当不思議。

やっぱり伊達にNYPの音楽監督やっていないんですね。

実演で実際見ないと伝わりずらいのですが、そのオーラたるや凄いです‼

 

前半、モーツァルトの交響曲第25番もオーソドックスなスタイルながら弦を刈り込み(8型かな⁇)、透明感のある溌剌とした演奏で、素晴らしいモーツァルト聴かせてくれました。

また、都響のアンサンブルも素晴らしく、第3楽章メヌエット~トリオの管のアンサンブル(ホルン・オーボエ・ファゴット)は、都響のクオリティの高さを感じる響きでした♪

モーツァルトの演奏から只ならぬ演奏を聴かせてくれたギルバート率いる都響、後半、本日、目玉のマーラーの5番も大いに期待できます♪

 

 

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さて、そのマーラー、ブログ冒頭で書いたとおりです。

最高の環境、最高のアーティスト、最高の演奏

もうすべてが素晴らしかったです。

 

第1楽章からMokuさんの涙腺は崩壊‼

壮絶な第2楽章

オケの駆動力と名人技がひかった第3楽章

アルマへのラブレターではないんだろうかと思える美しく熱さを帯びたアダージェット

そして高らかに謳う終楽章‼

ギルバート&都響最高です‼

全曲を通して、こんなに感動したコンサートも稀かも。

(スクロヴァ翁のブル8も凄かったけど…あれは違った次元…しかし、今日の都響はブル8の読響越えしていた分、感動の度合いも大きかったです)

ギルバートの解釈は、スタンダードな演奏と思いきや細かな拘りが随所に見られ、聴き応えも十分。

もちろんその熱さも凄く、いつもクールビュティーな都響が身体を揺らし、熱く演奏している姿も珍しいかも。

 

都響と言えば、若杉弘、ベルティーニ、インバルと薫陶を受け、マーラーの演奏には、定評のあるオケですが、今日の演奏は、その過去の名演に引けを取らない素晴らしいものであったんではないでしょうか⁇(終演後の会場の熱い拍手と歓声がそれを物語っていたと思います)

 

個人的にもインバルが都響を指揮した同曲の演奏(2013.1.20 東京芸術劇場)を上回る演奏だったと思います(もちろんどちらも名演‼)(^^♪

 

正直、ここ数年マーラー不感症気味になっており、素晴らしい演奏なのになかなか感動できないことが多かったのですが、今日は素直に感動できました(o^―^o)ニコ

 

またトランペットの高橋さん、ホルンの西條さんの名人芸的な演奏も凄かったです‼

 

いつも都響と違いかなり熱い演奏だった分、若干瑕もありましたが、こんな素晴らしい演奏を聴かせてくれたんですから、ないものねだり。

今日の都響の演奏を聴くと海外のオケよりずっと優れているのでないかと思います。

サントリーホールのまろやかな響きもこの名演に花を添えたと思います。

 

しかし、これだけ素晴らしい演奏なのに当日券あるとは⁇

先週のプロムナードが完売だった分ちょっと不思議⁇

同プロで翌日の定期もあるからかな…

 

歓声と拍手に応えるギルバートと都響、オケが去った後も拍手は鳴りやまず、再びギルバートが矢部さん、四方さんを伴いステージへ。

もちろん大歓声と拍手。

拍手が鳴りやまない中、ギルバートは、お酒を飲むゼスチャー(これから打ち上げだよって感じ)で会場を和ませ、ステージ袖へ。

余談ですが、第2楽章が終わったあとも、咳をしているお客さんにハンカチ貸しましょうか⁇ってゼスチャーしたりなど、ギルバートなかなかお茶目です(笑)

 

本当最高のコンサートでしたv( ̄Д ̄)v イエイ

 

 

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余談の余談(笑)

本日のプログラム構成、バーンスタインがフランクフルトでVPOを指揮した時と同じ(CDにもなっています)。

また、Twitterでこの構成に何か意味あるのかとtweetをしたら、この構成を好む指揮者が他にもいると情報も得ました(インバル、ドホナーニ)。

んー何か理由あるのかな⁇

 

どうも調性とプログラム構成が収まりやすいとの意見があり、マーラーが好んだ訳ではないようです。

 

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2016.7.24(SUN)

     14:00

     サントリーホール

 

 

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評価:☆☆☆☆☆☆(最高5つ星にプラスしてしまうくらいの名演でした‼)