東京交響楽団 第118回 名曲全集 | 音楽って素敵 ₍₍¶(ू⁄›˅̮‹ू∖)⁋₎₎ ♪♬

音楽って素敵 ₍₍¶(ू⁄›˅̮‹ू∖)⁋₎₎ ♪♬

クラシック音楽のコンサートなどなど拙い文章ですが、気侭に綴っています♪

モーツァルト

歌劇「魔笛」序曲K.620

モーツァルト

交響曲第41番ハ長調K.551「ジュピター」

サン=サーンス

交響曲第3番ハ短調op.78「オルガン付き」*

 

コンサートマスター:水谷 晃

オルガン:鈴木優人*

指揮:鈴木雅明

 

 

{BB5A0B55-E5B7-46C5-A236-BEE2C4336EDB}

 

 

 

夏風邪を拗らせてしまい今日のコンサートを聴きに行くかかなり躊躇したけど、結局、楽しみしていたコンサートなので、無理押しで行くことに。

古楽の雄である鈴木雅明がモダンオケでどんな演奏を聴かせてくれるのかかなり楽しみにしていたのとミューザのオルガンやっと生で聴けるんだから、多少は無理してでも行かなきゃってのが理由ですが(あと諦めが悪いもったいない症候群なんです)…結局、帰りはグダグダになってました。

 

前半、モーツァルトは、弦はノンビブラート、バロックトランペット、ティンパニというピリオドスタイルで透明感のあるすっきりした演奏。

 

 

{0C52ABEF-045F-4D72-A705-1A42D90B503F}
モダンティンパニの前にバロックティンパニ♪

 

 

 

まさにピュアトーン♪

 

暑苦しくない爽やかなモーツァルトですが、意外と雅明氏の指揮はアグレッシブ。

ジュピターのフィナーレ、コーダなど熱い演奏でした(^^♪

 

モーツァルトのジュピターは、たぶん全リピートありかな。

 

フィナーレなど終わりそうで終わらない感じがMokuさん的には好き。

 

後半、オルガン交響曲は、モダンスタイルながらも弦を12型にして、分厚い響きでなく、全体的にすっきりとした感じで仕上げたのは、サン=サーンスの古典的美的な部分が際立ち、派手になりがちなこの交響曲をサン=サーンスが本来求めたと思われる響きで再現したのは、古楽のスペシャリストである雅明氏の見識の高さが表れてました。

 

弦が薄い分、木管が際立ち、ブラスも咆哮するのでなく、高らかに鳴り響いていたのが聴いていてとても心地良かったです(^^♪

 

弦の配置はモーツァルト、サン=サーンス両方ともストコフスキースタイル♪

下手からファースト、セカンドヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ(後方にコントラバス)。

モーツァルトはピリオドスタイルだからヴァイオリンを両翼の対抗配置にしそうなものだけど、敢えてこの配置に拘ったのは、モーツァルトもサン=サーンスも音に色彩感が表れるのを狙ったのかも。

 

もちろんご子息の優人氏のオルガンも素晴らしく、父雅明氏のコンセプトに寄り添いながらも壮大なオルガンを聴かせてくれました。

 

{C3520C2F-6CF3-43D6-8861-A660D2116725}
後半、大活躍のミューザのオルガン♪

 

 

 

 

 

 

フィナーレも大いに盛り上がり大満足‼

 

すべての演目に対位法が使用されていたのは、雅明氏の拘りかな。

 

今度は、優人氏の指揮、雅明氏のチェンバロまたはオルガンで親子共演期待してます♪

 

また全体的に透き通ったような演奏だったので、ミューザの音響効果が顕著に表れ、細かい音の動きがよく聴き取れたものミューザならでは。

昨日のオペラシティではどう聴こえたのかな。。。

 

お初だったミューザのオルガンもオケとのバランスが絶妙♪(もちろん優人氏の手腕‼)

 

東響も雅明氏に応え緻密且つ熱演を聴かせ、素晴らしいコンサートでした(^^♪

 

{9C021088-2068-44BB-A1C3-B9C5E4491336}

 

 

 

コンサートは、素晴らしく、無理して行ってよかったですが、

やはり風邪さえ悪化してなければもっと良かったのに。。。

季節の変わり目は、苦手です(´・ω・`)

帰りの2時間、電車の中でぐったり寝てましたZzz…(x_x;)。o○

 

2016.6.12(SUN)

   ミューザ川崎シンフォニーホール

        14:00

 

image

 

 

評価:☆☆☆☆