コダーイ
ガランタ舞曲
プーランク
2代のピアノための協奏曲ニ短調FP.61*
ベルリオーズ
幻想交響曲op.14
ピアノ:田村 響*、佐藤卓史*
コンサートマスター:石田泰尚
指揮:川瀬賢太郎
マエストロ川瀬の神奈川フィル就任3年目の幕開けのみなとみらい定期は、川瀬さんと神奈川フィルの意気込みと気合いを感じるプログラム。
1曲目のガランタ舞曲からノリノリ・キレキレの演奏を聴かせ、シーズン1曲目として、なかなかの好スタート♪
マエストロ川瀬のドヤ顔は、相変わらず♪
やっぱこの指揮者好きです(笑)
2曲目のプーランクは、田村&佐藤の名手を迎え、モーツァルトのオマージュ的なこのお洒落な作品を好演♪
さすが名手だけあって息の合った演奏を聴かせてくれました♪
ただ、オケがプーランク独特のエスプリが感じられず、冗長になる個所も多々あったのは残念だけど(ってかこれはフランスのオケでないと無理かも…ある意味ないものねだりです)、実演で滅多に聴けないこのお洒落で美しい協奏曲が聴けただけでも、このコンサート来た甲斐がありました♪
前半のプログラム…会場の反応は、意外とおとなしく、協奏曲ですらブラボーがなかったのは、ちょっとびっくり!!
でも変なフライングブラボーがあるより、指揮棒を振り降ろし、ちょっと間のある品のある拍手の方が、個人的には好感持てます♪
神奈川フィルを聴きに来られる方は、ちゃんとマナーを心得てるんだと思います。
さて、前半でかなり大満足、後半の幻想はかなりヘビー級、聴く方も演奏する方もかなり体力が…でもマエストロ川瀬率いる神奈川フィルは、見事やってくれました!!
直球勝負で挑む川瀬さんとそれに応える神奈川フィルが熱い、熱い、熱い幻想を聴かせ、第1楽章からこちらまでもが、川瀬&神奈川フィルの情熱に絆され、川瀬&神奈川フィルの紡ぎだす幻想交響曲の熱に魘されまくり状態でした♪
正直、幻想交響曲で感動することあまりないのですが、川瀬・神奈川フィルのコンビが奏でる幻想交響曲は、個人的には最高だったと思います♪
さすがにこれだけの熱演、会場からも前半と打って変ってブラボーの声が!!
本当素晴しいコンサートでした!!
但し、暴れ太鼓ならぬ暴れティンパニなど神奈川フィルのメンバーも熱くなるあまりか、雑な面もかなりありましたが、このアマチュアぽいところがこのオケの魅力であり、原動力だと思うので個人的には嫌いではないです♪
パーヴォやソヒエフのN響の綺麗で整然とした演奏が好きな人は、ダメなんでしょうね(笑)
逆にパーヴォやソヒエフの方は、巧いなぁと思うけど、あまり感動はしないんですが…
久しぶりに石田組長の御姿も拝め、シーズンオープニング神奈川フィルには、大満足でした♪
幻想は、視覚的におもしろい
ハープ4台は圧巻etc
終楽章の鐘は、ステージでなく
舞台裏で叩いてました!!
音を響かせるため、舞台裏の扉を
開いたので、R席側だと鐘が
ちらっと見えました♪
2016.4.9(SAT)
14:00
みなとみらいホール
評価:☆☆☆☆☆(新SEASONスタートのご祝儀もあり)