もく太郎が胃腸風邪になりまして。



感染予防をしていたのですが、

力及ばず私も もく子もうつってしまいました。



​ことの発端は2/14


幼稚園が早帰りだった2/14



午後からもく太郎が大好きなエッグタルトを

一緒に作る約束をしていました。



やれるところを一緒にやって、

焼き上がったと同時にもく子も帰ってきて、

(もく子もエッグタルトが大好き)

前日にもく太郎と一緒に作った

ハート型のトリュフを添えて、

3人で楽しくおいしく

バレンタインおやつタイムを過ごしていたのです。



それから1時間もしないうちに、

キッチンで夕飯の支度を始めた私に

後ろからもく太郎が



「おかあさ…あ、でちゃった…

ごめんね! ごめんねー!」

(号泣でエンドレス連呼)



何事⁈ と振り返ると、

そこには口から吐瀉物を垂らしながら

泣いて謝るもく太郎が!



そして、

私の右足裏側全体に、

なにやらもわ〜っとあたたかいものが…



わー!

私にモロ掛かりしとるやんかー!



ここから始まったのです…





泣き叫ぶもく太郎を落ち着かせながら、

吐瀉物を拭き、

着替えさせ、

自分も着替え、

床に散らばった吐瀉物を片付けて。

(まさかの床下収納フタのところにdrop!

フタを外して隙間まで拭かねばならぬ事態に…)



もく太郎、発熱もしています。



あのぉ〜、

さっきまでご機嫌に

みんなでおやつ食べてらっしゃいましたよね?



理解が追いつかない私ですが、

かかりつけのクリニックは翌日がお休み。



まだ発熱してから時間が経っていないけれど

診察や検査はできるのか

ダメ元で電話してみることにしました。



結果は、

検査をご希望であれば、

半日以上経ってからですね。

明日は休診なので違うクリニックでお願いします、とのこと。



だよねぇ。

わかっていたけどさ。



そこから怒涛の嘔吐が続きます。



17:30から始まって21:30の間に嘔吐11回!

下痢も始まりました。




【ここですごかったこと】


もく太郎は初回の嘔吐こそ
ぶちまけてしまいましたが、


それ以降は一度もぶちまけることなく
全てをトイレに駆け込んで
嘔吐することができたのです!



「トイレで吐く」という
初めての経験だったのに、
間に合わなかったという事態になることなく、
やりきれたということ。


これは自信につながったのではないかと
思っています。





夜はまるで新生児のよう。



なかなか寝付けず、

すぐにでてしまう下痢を

お布団の上でおむつ交換して、



赤ちゃんだったときの

薄暗いあかりの中で

荒れないように優しくお尻を拭いていた

あの頃を思い出しました。



喉が渇いて起きたり

お腹が痛くて起きたり

鎮痛剤がお腹の痛みに効くのかわからないけれど飲ませたり、

忙しい夜でしたが、

もく太郎も私もなんとか細切れ睡眠で朝を迎えました。



2/15になって


かかりつけとは違う近所のクリニックへ。



すっかり甘えん坊になっているもく太郎。



病院嫌いに拍車がかかります。



診察・検査の結果は

インフルエンザ・コロナ共に陰性。



うーん。

整腸剤で様子を見るしかないのか…



お茶を飲んだ時に吐いてしまった

という記憶が鮮明に残ってしまったようで、

麦茶を嫌がるように。



もく夫に買ってきてもらった経口補水液OS-1を飲むかなぁと

ドキドキしながら飲ませてみたら



あら?

お気に召したのね! よかった!

(私はOS-1を飲んだことがなく、おいしくないと聞いていた)



このOS-1に助けられることになりました。





そして2/16…


嘔吐は止まり、下痢だけが続いていましたが

わりと元気なもく太郎は

家の中だけではつまらなくなってきます。



でも、歩くのはしんどい。



昼過ぎにはぐずり始めたので、

自転車の後ろに乗せてサイクリングに出かける案で納得。



いつもは自転車で行かないようなところまで

のんびりとこぎこぎ。

気付いたら1時間くらい経っていました。



なんと、

電動自転車のフル充電が60%まで減っていた!

(私 頑張った!)



そして、16:30頃。



ついに私の体に異変が…



なんか気持ち悪い?

あ、これはダメかもしれない…

トイレトイレ!


からのお腹の急降下…



助けて…



もく夫に連絡するも繋がらず

実家に連絡して来てもらうことに。



吐き気と下痢、

ガタガタと止まらない震え

リビングでうずくまるしかありませんでした。



部活から帰ってきたもく子。



帰宅するや否やトイレに直行。



どうやら私と時を同じくして

16:30頃に学校で戻したようです。



部活の先生が家まで付き添ってくださったそうで

何とか帰宅したとのこと。

(先生からお電話をいただいてわかりました。感謝。)



もく子も嘔吐下痢が止まりません。



特に嘔吐がひどく

吐くものがなくても吐きたくなってしまう感じ。



助けに来てくれたもく父・もく母によると、

私ももく子も

とんでもない顔色をしていたようです。



水を飲むことも受け付けなくなったもく子。



もく夫が帰ってこないことには、

救急にも行けない。



早く…



21:00頃にもく夫帰宅。



救急へ行くにしても、

もく夫運転では、

もく子が吐きそうになった時の対応ができないということで、

救急車を呼ぶことに。

(もう20回以上吐いていたと思います)



その頃 私は

吐き始めた時に熱が39.6℃だったため

カロナールを飲んだのが効いたのか

なぜか頭が回る!回る!



持ち物を指示して、

忘れ物がないか(靴や上着、水分)

電話してから8分で来てくれた救急隊員の方に説明



あれ? 私 病人だったかな?

と思うぐらい頭が冴えていました。

(どうでもいい姿で寝たままだったけど)



そして、

もく子ともく夫は病院へ。



残された私ともく太郎、もく父、もく母で

片付け、寝る準備をして、

両親には感謝を伝えて帰ってもらい、

2人でお布団に入りました。



私の隣にはもく太郎。



その隣のお布団にはもく子が寝ているはずなのに、

今はいません。



大きい病院の救急に行っているから

適切な処置をしてもらっているはず

大丈夫と思っていても、



空っぽのお布団を見ると

なんだか胸が寂しくなったのでした。





後編に続く。