仕事帰りに

無人販売所でトマトを買いました

袋から取り出すと

特有の青くさい臭いがしました

もいだばかりの新鮮なトマトのようです

 

 

 

 

 

 

 

洗って半分に割り

塩をパラパラ振りかけて

 かぶりつきました

ゼリーがたっぷり詰まって

みずみずしいトマトでした

 

 

 

次にふと思い立ち

何十年ぶりかに

砂糖をかけて食べてみました

意外といけました(笑)

 

 

 

そういえば子どもの頃は

畑でとれたトマトを

その日の気分により

塩で食べたり

砂糖で食べたりしていましたっけ

 

 

そしてトマトが食卓に並ぶ時

母がよく歌ってくれた歌を思い出しました

 

 

♪麦わら帽子にトマトを入れて

かかえて歩けば あついよおでこ

タララッタン ラッタンタン

タララッタン ラッタンタン♪

 

 

というような歌詞だったと記憶していました

「あの歌、本当にあるのだろうか?」

懐かしくなりネットで調べてみました

存在しました!

有名な詩人「北原白秋」氏が作詞されていました

 

 

母の自作ではなかったのですね(笑)

 

 

 

 

 

北原白秋氏(1885~1942)は

近代の日本を代表する詩人、童謡作家、歌人であり

「ゆりかごのうた」「まちぼうけ」「ちゃっきり節」

など数多くの名作を残しておられます

熊本県玉名郡南関町のお生まれだそうです

 

 

あらためて曲を聴いてみると

郷愁を誘うメロディーに

今の時代には生まれ得ないであろう

あたたかみのある情景描写がのって

心を鷲づかみにされる素晴らしい曲です

 

 

トマト

北原白秋作詞・弘田龍太郎作曲

 

麦わら帽子に トマトをいれて

かかえてあるけば あついよおでこ

ララ ラッタン ラッタン タン

ララ ラッタン ラッタン タン

 

 

          お日さまきついよ おひるの野道 

 ちちやはどこだか たずねてみましょ

ララ ラッタン ラッタン タン

ララ ラッタン ラッタン タン 

 

 

ちちやの小牛は ポプラのしたで 

みじかいおつのだ おひるねしてる

ララ ラッタン ラッタン タン

ララ ラッタン ラッタン タン

 

 

むぎわら帽子の トマトをひとつ 

小牛の頭に 乗っけてかえろ

ララ ラッタン ラッタン タン

ララ ラッタン ラッタン タン



最後に

私は「タラ ラッタン」と記憶していましたが

正しくは「ララ ラッタン」だったのですね

もしかして母が間違えて歌っていたのかもしれません

いずれにしても歌ってくれたことがありがたいです

 

 

この夏はトマトを見るたび

私の頭の中を

「トマト」が100万回以上

リピートされることでしょう

 

 

 

 

それでは、ごきげんよう!