夕方いつもの公園を散歩しました
まだ日差しがたっぷりとありましたので
逃げるように森に入りました
「ピー、ピー、ピー」
か細い鳥の鳴き声がきこえました
「何かの雛だな。」
と思いました
鳴き声のする方に歩いて行き
注意深く木の上方を見上げると
やはりいました
ふわふわの羽毛に包まれた
雛2羽
距離感はこれくらいです
首が痛くなるには充分の高さです(笑)
しばらく眺めていると
成鳥が飛び移って来ました
この時点で
「ヒヨドリ」の雛ということが
判明しましました
そして雛は3羽いることが
わかりました
一羽が2羽の枝に飛び移って来て
3羽がギューッとくっついて
並びました
くっ付いたかと思えば
離れてみたり
家族4羽が揃いました
梅雨の晴れ間を楽しんでいるようでした
そういえば私が子どもの頃
親からはぐれたヒヨドリの幼鳥を
一時的に保護したことがあります
母が家の畑で見つけてきたのです
空いていた鳥かごに幼鳥を移し
昼間、庭の物干し竿にかごを吊るしておいたところ
どこからともなくヒヨドリの成鳥が現れ
かごの隙間から嘴で雛に餌を与えたのです
何度も何度も
感動で心が打ち震えたのを
昨日のことのように覚えています
本当の親子なのかはわかりませんでしたが
「もう放しても大丈夫」
ということになり
無事にその幼鳥は自然に戻って行きました
宝石のような幼少の頃の思い出です
木の実の大好きな鳥ですので
食害に悩まされるケースも
多々あるということですが
家族や仲間を大切にする一面もあるのですね
頭が下がります
実に楽しい散歩の時間でした
心なしか首に違和感を感じます(笑)
それでは、ごきげんよう!