先日、ビートルズを題材にした映画『イエスタデイ』(2019年)を紹介したつづきで、今回もビートルズについてすこしだけ書いてみたい
今月11日、12日と2日間にわたり、ビートルズ所縁の地「アビー・ロード・スタジオ」で設立90周年を祝うイベントが開催されていたという(https://www.abbeyroad.com/amplify)
ここは、ビートルズのほか、ピンク・フロイドやクリフ・リチャードなど大物アーティストたちが伝説的(legendary)なレコーディングをしたことで知られる音楽ファンにとっては聖地のひとつだ
イベントでは、第一線の(leading)プロデューサーやサウンドエンジニアなど、音楽の専門家たちによる指導(masterclass)も行われ盛況だったそうだ
アビーロード(通りの名称)は、ビートルズの4人が横断歩道を渡るアルバムのジャケット写真でも有名だ
下の写真は現在のアビーロードだが、ジャケットの写真とはちょっと違い、センターラインがくねくね曲がっている
ビートルズのファンとしてはちょっと残念なところだが、これは運転手に減速を促すためだという
アビーロードといえば、六本木に同名のライブハウスがある
ここではビートルズトリビュートバンドがビートルズの名曲を生演奏で聴かせてくれる
トリビュートバンドとは平たく言うとコピーバンドである
偉大なミュージシャンやバンド(ここではビートルズ)などの業績を讃えてこのように呼ぶそうだ(tribute : 賛辞)
複数のバンドが日替わりで出演しているが、なかでももっとも有名なバンドは「The Parrots」だろう
(http://www.abbeyroad.ne.jp/band/profile.htm)
ポール・マッカートニーが認めたとされるクオリティが評判だ
BBCの取材を受けたり、ボズ・スキャッグス(Boz Scaggs)やTOTO、ボン・ジョビ(Jon Bon Jovi)、オリビア・ニュートンジョン(Olivia Newton-John)など、これまでに大勢の名だたる有名アーティストたちがパロッツの演奏を見に六本木のこの店に来店したという
パロッツは、いまもなお六本木のアビーロードで演奏をしているが
残念なことに、先年(2017年)、パロッツのリーダーでジョン・レノン役だったチャッピー吉井さんが亡くなった(突然(急性心筋梗塞)のことだったという)テレビニュースでも報じられ、驚いたことを覚えている
なお、パロッツはCDを出しており、そのうちの1枚を私も持っている
ビートルズといえば、映画撮影のために突如行ったゲリラライヴ「ルーフトップ・コンサート(The Beatles' rooftop concert)」も有名だが
それが行われたのはアップル・コアの屋上(アビーロードスタジオの屋上ではない)
その場所は、「背広」の語源ともいわれるロンドンのサヴィル・ロウ(Savile Row)という通りにある
高級紳士服店が立ち並ぶ通りだ
数年前のことだが、ここにカジュアルファッションブランドで有名な
アバクロ(Abercrombie & Fitch)が出店することが物議をかもして、日本でもちょっとしたニュースになった
私のビートルズファン歴はかれこれ○十年
近所の店で昨年購入した日ごろ愛用のマグカップには
ビートルズの4人のメンバーと青りんごがプリントされている
話題が飛び飛びになってしまったが、最後は1964年にアビー・ロード・スタジオでのビートルズを撮影した映像と、アルバム『アビーロード』の最後の3曲のメドレー(こちらはポールマッカートニーの単独ライブ)で締めくくりたい
The Beatles in EMI Abbey Road Studios - And I Love Her (Complete Session Footage) February 1964
Golden Slumbers Medley (from Abbey Road) -- Paul McCartney