昨日に引き続きアル・ディメオラですが、
リターン・トゥ・フォーエヴァーからソロに転向して以降の彼を特集します。
彼の代表曲と言えば1977年の『エレガント・ジプシー』収録の
♪Race With Devil on Spanish Highway
この映像でも好き放題に弾きまくっています。
「お約束」というか、ブレイクでの盛り上げ方とか心憎いばかりです。
速弾きばかりに目がいってしまいますが、
フィードバックの生かし方がロックギタリストばりです。
こういうスパニッシュ調の曲も良いですが、
アラブ風のエキゾチックなメロディも彼の得意とするところで、
1978年の『カジノ』収録の
とか、耳に残って離れない不思議気持ち良いメロディを聴かせてくれます。
同じフレーズを徐々にテンポアップして盛り上げていくところとか大好きですね。
そして、なんと言ってもジョン・マクラフリン、パコ・デ・ルシアと組んだ
スーパー・ギター・トリオでの活躍を忘れてはいけません。
相変わらずのパーカッシヴな高速プレイを披露するディメオラの演奏も凄いんですが、
ジャズ畑の二人がピックで弾くのと違って、
フラメンコ畑の人らしく指で弦を弾くパコ・デ・ルシアの指の動きの速いこと速いこと。
こういう「アコギ1本で腕比べ!」って路線のディメオラが一番好きです。