今となったら、毎日どういう生活を送っていたか記録しておけばよかった…![]()
断片的な記憶で申し訳ないですが…(あまり記憶ない)
無顆粒球症と肺炎球菌による咽頭熱による入院。
退院のゴール
●血液中の白血球が正常値に戻ること。
●咽頭の炎症がおさまること。
この2点に絞られました。
入院初回の血液検査
WBC(白血球)250
白血球の種類である、好中球が少し残っていて
B細胞、マクロファージ、キラーT細胞、NK細胞は0。
ほんとに兵隊がいません。
負け戦じゃ。![]()
無菌室の入院生活はこんな感じ。
AM6時 隔日で採血・咽頭炎の抗菌薬点滴・白血球を増やす皮下注射。
AM8時 朝ごはん![]()
AM10時 血圧、酸素濃度、体重チェック
PM12時 昼ごはん![]()
PM18時までの間に、耳鼻科の診察。・咽頭炎の抗菌薬点滴。
血液内科、胸部科の先生往診、説明。
PM18時 晩ごはん![]()
PM22時 消灯
初日〜4日目くらいは、喉が痛すぎて。
嚥下痛も酷く、おかゆも食べられなかったです。
おかげで体重が36Kgまで落ちてしまい、足もみるみる細くなって。![]()
白血球を増やす皮下注射が、処置の中で1番痛かったかな。
ワクチンも皮下注射ですよね〜。
みなさんこの痛みと、注射後の熱。お察しします。![]()
入院してからも4、5日は38℃〜40℃くらいの熱を行き来してまして
看護師さんが、すぐに解熱点滴をしてくれるんです。
ありがたいことです。
でも私は昭和生まれの人間なので、熱をむやみに下げないほうがいいような気もしていました。
今思うと、白血球が少ないのに熱が下がるはずもなく。
必要な処置だったなぁ〜と思っています。
それにプラス、バセドウ病患者なので頻脈。
ベッドで寝ていても、110回/分。
歯磨きをしているだけで、170回/分とか。
心配して、何度も見にきてくれる看護師さん…
嬉しい。でも元気です。
というか頻脈感じてないんです。
ゼェゼェ、はぁはぁといった感覚。
同じ病気の人なら感じるかも知れません。
でも私は全然感じなかった。![]()
6日後以降、平均体温が37℃〜38℃になってきました。
そして、白血球数値も250→1,740
この時めちゃくちゃ嬉しかった![]()
生きられる!そう感じた瞬間だったんですよね。![]()
以降、どんどん体が良くなっていきました。
ご飯が食べられるようになり、体の内側から力が回復してくるような感覚でした。
意識がはっきりしてくると同時に思ったこと。
自分が安心して入院できるのは、たくさんの人に支えられていること。
情けない。悲しい。寂しい思いをさせてごめんね。
嬉しい。職場の人が一緒に喜んでくれる。退院後の心配をしてくれる。
知らない人が、元気になるようにと祈ってくれる。
色んなことが私の身に降り注いできました。
ぐーーっと感じると同時に涙が流れていました。
なんだろうなぁ・・・この感情は。
今まで元気に、何不自由なく過ごしてきた私に。
こんなことが起きて、今までの考え方や暮らし方を考え直す機会をくれた。
本当に、よかった
そう心から思えた。そんな時間でした。
