東京マラソン 東京大混乱・・
今日、所用で自宅から出る事ができず、テレビ観戦で
「東京マラソン2011」を最初から最後まで見てしまった。
もともと、スポーツ観戦はあまり興味がないが箱根駅伝は
往路・復路とも欠かす事無く観る。この他、夏の高校野球や
マラソンはちょくちょく観ている。
先日、横浜でも女子国際マラソンをやったが自宅周辺が
マラソンコースとなっているので道路閉鎖や交通規制で
ほぼ半日 中区区内は“交通難”状態となった。
今日の東京マラソンの参加者は36,445人、しかも新宿から
銀座周辺などの都内中心部を長時間の道路封鎖をしたので
壊滅的な大渋滞になった事が想像される。
マラソンは様々なドラマを生み観ていて感動する事が多い。
特にプロではない一般参加の人達には思わず涙を流してしまう。
そんな中、クスッと笑えたシーンがある。と言うより制作者の
苦労が垣間見られた。
マラソン中継ではランニングする選手たちを複数の移動
中継車や地上カメラがリアルタイムでその姿を撮り続ける
のは当然だが“ぜひもの”と言う制作上 写さなければいけない
シーンがいくつかある。
その一つに選手達を先導する白バイ隊員の紹介がある。
白バイ隊員は元マラソン選手だったり 白バイの技量選手権の
覇者だったりのするわけだ。
カメラワークとしては、並走する2台の白バイをそれぞれ
ワンショットで順番に紹介するのが常だ。
ところが、今日は2台のツーショットサイズでの紹介をしていた
アナウンスコメントでは「向かって左側の・・・ 右側の・・・」
と言った説明だった。
このサイズでの隊員紹介は初めて見たので違和感を感じた。
推測だが、原因は番組の提供スポンサーにあると思われる。
CX(フジテレビ)のマラソン特番のメインスポンサーに
「BMW」がいるのだ。しかし日本国内の大半の白バイの
メーカーは「HONDA」。
白バイ隊員をアップショットで押えると画面下に白バイに
書かれた「HONDA」のロゴが写ってしまうのだ。。。
これは、提供スポンサーとの絡みで非常にマズイ状況だ
BMW社もオートバイを販売している つまり競合他社の社名が
画面に写るのはありえない事だから。
箱根駅伝の場合は、ある種の持ち回り的に三菱自工、
トヨタ、HONDAが提供スポンサーとなるが三菱もトヨタも
自社ブランドのオートバイは無いので許容範囲。
しかも審判車などは別の理由でオフィシャルカーが
毎年変わる。
今回の東京マラソンでのオフィシャルカーは全て
BMW車 おまけにTV中継用のオートバイとは関係なく
先頭集団に役割不明なBMWのオートバイが並走し
さらに、ランナーの順位に全く関係なく 突然と第一京浜沿い
にあるBMWのデーラーが映し出される不自然な画まで
あった。
泣く子とスッポン、もといスポンサーには勝てないのが
民間放送の番組制作の辛さだ。
長時間の番組作り ご苦労様でした!