これを観ないと年が始まらない | mokugenのブログ

これを観ないと年が始まらない

「箱根駅伝」の事。


TV番組に関しての話だが 年間を通していくつか

“季節モノ”の番組がある 新年はなんと言っても

この「箱根駅伝」(日本テレビ製作)は欠かせない。

夏は「全国高校野球大会」(NHK制作)そして、夏の

締めくくりは「鳥人間コンテスト」(読売テレビ制作)を観ないと

秋を迎えられない。

冬は10年位前ならば「紅白歌合戦」(NHK制作)だったが

今は興味はなくなっている。

春は特になし。


そして、今年も箱根駅伝は2日の往路 3日の復路と

TVにかじりつきで観戦していた。

高校野球でもそうだが特に“どこの学校”を応援している

わけではないが、あえて言えばちょっと弱そうだけど

頑張っている学校や個人を応援したい。

大学の母校はと言えば今年は 大奮闘の末 数十秒の差で

ピンク色の襷を10区に繋ぐ事ができなかった。


この箱根駅伝、実は放送中継技術の粋を集めたもので

この話でブログが1週間分は充分に書けるがここでは

省略する。


ところで、駅伝の記録を調べると驚くことがわかる。

第一回の1920年 参加校はわずか4校だが その年の

総合優勝は今年と同じ早稲田大学だが往復の記録タイムは

「15時間15分31秒」 第87回となる今年の総合優勝校となった

同校の往復の記録タイムは「10時間59分51秒」 

今回、くしくも最下位になってしまった日本大学でも

「11時間28分0秒」と開会当時の最短記録よりも4時間弱も

短いのだ。

この約90年間でいったい何が変わったのだろうか

生活習慣の変化で体型や体力は大幅に変わっただろう

道路の路面 そして、靴を始としたスポーツ用品も

爆発的な進化を遂げたと思う。

スポーツの世界で記録を1秒間縮めるのは大変な事なのに

4時間以上の短縮はいったい何なのだろう。


高校野球と併せて私の数少ないスポーツ観戦だが

一つの区を走り終え 次の走者に襷を託した選手が

走ってきたコースに身体を振り向き 深々と頭を下げる

選手が数名いる。

この姿が感動的で心に残る

ただこの姿を見たいがために二日間の駅伝中継を

観ているのかもしれない。