マーフィーの法則
もう20年位前だったか「マーフィーの法則」と言う翻訳本本が
大ヒットしたことがあった。
出版社の紹介文によれば<欧米人の英知と皮肉の集積『マーフィーの法則』>
本来は米国の技術者たちが普段起こりうる様々なアクシデントなどを
統計率的に分析した名言集のようなものらしい。
例えばこの中には次のようなものがある。
落下の法則:バターをぬった面を下にして食パンが着地する確率は、
カーペットの値段に比例する。
機械の原則:機械が動かないことを誰かに証明して見せようとすると、
動きはじめる。
再放送の法則:一話しか見なかったTVドラマ・シリーズの再放送を
見ると、以前見た話である。
窓拭きの法則:汚れは常に向こう側にある。
探し物の法則:探し物は最後に探す場所でかならずみつかる。 等々
どの法則を見ても「うんうん、そうそう」と頷いてしまうものが
列挙されていた。
今日、企業PR番組に使う「ある路線バス」が街中で走行している
シーンを都内某所で撮影しようとしていた。
しかしながら、このバスが何時何分に所定の場所を通過するかの
情報が間違って伝えられていた事が事の発端。
わかっているのは20分間隔で5台のバスがローテーションしている
うちの一台が狙っているバスであること。
つまり、待機時間は最小0分最大で100分待てば目的に遭遇すること
になる。
ここで、“マーフィーの法則”がずばり適用されてしまった。
言ってみれば
「待ち人の法則:待ち合わせしていると知人は何人も通るが
目的の人は一番最後に来る。」(by mokugen)
つまり、現場での待機時間は最大の100分待つことになった。
さらに、待機を始めてから120分後にクライアント様から
「この道には目的のバスが通らない」旨の連絡あり・・・。
泣く子とクライアントには逆らえないので指定場所に移動。
そこでも、もう一度マーフィーの法則が適用された。
結果、費やすこと約4時間。やっと目的のバスが登場。
無事に撮影を終了した。
4時間かけて撮った映像は、実際に使われるのは最大でも10秒くらい。
そこで、もう一つ。
「努力の法則:全身全霊の努力をして蟹を食べようとしても、食べら
れる身の部位は少ない。」(by mokugen)
ってか!
そもそも、この長いブログ自体が正に「努力の法則」適用だ!