3D映画はまず英語の勉強から・・・ | mokugenのブログ

3D映画はまず英語の勉強から・・・

先月、会社の大ジャンケン大会でgetした映画の券でアバターを見てきた。

今年が元年と言われている「3D映像」での上映だった。


3Dはとりあえず、横に置いといて映画としては久しぶりに面白い映画だ。

ストリートしても今の社会に対して色々と考えさせられるものだった。


渦中の3D。今年が元年と言われているが 実は過去に何度か3Dブームを

起こそうとした事があった。(私がやったわけではないですが)

コンシューマー的に見ると、ビクターが「VHD」という30センチの円盤に

60分の映画やBGVを入れたメディアがあった。対抗する製品はPIONEERなどが

やった「レーザーディスク」。VHDは構造上 3D映像を作る事ができたが

結果ヒットせずに一部のアダルト作品が販売された程度で終わってしまった。

時は流れ、技術的には月とスッポン位 現在は飛躍的な発展を遂げている。

がしかし、特殊な方法を除き 観る人間は立体用のメガネをかけないと

3D映像として見られない事には変わりがない。


3D映像の仕掛けは大雑把に言えば、2台のカメラを6~7センチ程度離して

並べて被写体を撮影して特殊な方法でVTRに録画、再生時は撮影した

左目用と右目用の映像が1画面に合成されたものをメガネを使って

左目と右目に上映させたものを見て脳が勘違いして立体に見せる

手法になる。

技術は格段に進歩したが、いくつかの問題点がある。


・メガネをかけなければならないめんどくささや違和感

・どんなに大きなスクリーンで上映してもスクリーンのフレーム

 という「枠」から開放されない

・「字幕」の問題 自然界の映像を3D化することはもはや難しい事では

 なくなったが普通生活している空間で生の目に写る自然の世界に字幕は

 存在しない。 だから、どんなに素晴らしい3D映画でも字幕の不自然さは

 避ける事ができない。

※アバターでは、日本語字幕が本篇の映像より手前の空間に完全に

 浮いて表示されるように見えてしまう。立体メガネを外して裸眼で見ると

 左右用の映像で字幕部分が大きく二重にずれているのがわかる。

 原則的にこのずれが大きいほど、空間的に手前に表現される。

この三つだけを考えても、所詮作った立体映像にしかならない。

折角のストーリーに没頭できなくなる気がする。


人間の感性って超すごく良くできているので、今までの二次元の

映画を見ていても、きちんと奥行きを認識して頭の中でちゃんと

立体化している。 おそらく、どんなに技術が発展しても、この人間の

感性、脳の処理能力を超える事はできないと思う。


今日の3D映画を観た感想。

「3D映画を観て字幕を読んだ瞬間に仮想の世界から現実に引き戻される。

映画を楽しむためには、まず英語の勉強をして字幕なしで観る!!」