生き物とのお別れのことです。
気持ちが沈む方は、そっと閉じてください…
こんばんは
木曜日。
朝から上手くいかない。
お弁当にご飯を入れようとしたら、
炊飯器の保温が切れていた。
…
ご飯を取り出して、お釜を洗おうとしたら、流しの排水溝が詰まって流れない…。
出張前の旦那が急いで直してくれた。
なんか、おかしいな…
そのあと子ども達を見送り、
私は夏の疲れなのか台風のせいなのか、
怠いし頭も痛いのに、
何故か掃除が止まらない。
洗面所・トイレ・キッチンを掃除し、
キッチンのブラインド一枚一枚を拭きあげる。
何度もため息をつきながら、それでも止まらない。
なんか、おかしいな…
ひと段落してバイト終えた長女が帰宅し、
夕方には次女も部活を終えて帰宅。
次女は秋季大会の団体戦のメンバーに選ばれたと喜んでいた。
そのあと、次女が
「リク、死んじゃったかも」と言ってきた。
え?
ツボの中で静かに眠るように亡くなっておりました。
そういえば、いつも午後になれば小屋の中で木をガリガリかじって、餌をくれアピールしてくるのに静かだったな…
ジャンガリアンハムスターで2歳10ヶ月。
かなり長生きで、色々なところに老化現象が目に見えておきていたのですが、
元々すごく元気な子で、前日の夜も木の箱を凄い体勢で元気よくかじってた。
ただ、固形の餌を一週間前から食べなくなり、
お湯でふやかしたり、チュールやゼリーを与えていたのです。
わかってはいたけれど、やっぱりショックですね。
私がまだ学士取得の勉強をしていたころ、
次女と旦那が突然ペットショップで買ってきた。
次女は約束どおりちゃんとお世話してたし、
毎日手に乗せたり遊ばせたりしてた。
思春期の娘達と旦那の仲を取り持ってくれたな。
小さい身体・ひょうひょうとした可愛い顔で、
私たちの手や足を噛みまくり、
手袋なしでは触れない子。
小屋から大ジャンプを繰り返して夜中に脱走したこともありました。
身体は見た目がどんどん年老いていくのに、
行動は全く変わらないから、
本当に突然電池が切れたような亡くなりかたでした。
次女は最初手に乗せて
「イヤ.イヤ」と泣いていたものの、
いつもの匂いではないことに気がついた。
そこで生と死の境界を理解したのか。
小さなかごに、おがくずと白い布を敷き、
寝かせてあげました。
そのあと、次女は私にバグされて泣いてましたが、
気を取り直してリクの周りにお水やゼリー、アイロンビーズでつくった可愛いハムスターや、造花をお供えしていました。
あぁ、受け入れるってこーいうこと。
ハムスターは短命で、お友達の飼っていたハムスターも次々と亡くなったのを見聞きしている。
我が家には庭が無いので、土に葬ることは難しい。
出張中の旦那もお別れしたいだろうし、
どうしたらよいものか。
一晩に何回も保冷剤を交換し、
エアコンもガンガンにきかせ、
横に布団を敷いて一緒に寝て、
色々考えながら旦那の帰宅をまつ。
土曜日に帰宅する予定とか。
タイミング悪く、台風で新幹線が止まる。。。
金曜日、次女は学校に行きたくないとごねることもなく、サクサク準備をして部活もして帰宅。
私と長女はお出かけもせず、保冷剤を交換しそばにいたのですが、早くなんとかしてあげなければ…と思う状況になっていく。
発泡スチロールの箱を買い、
スーパーでドライアイスをゲットするが、
それもすぐに気化。
旦那は金曜日の夜に北陸新幹線を使って帰宅してくれ、
その日は旦那が横で寝ながら保冷剤を交換。
今日土曜日、小さな箱におかくずと白い布をしき、
小さな折鶴四羽、
よく食べていたクッキーを入れ、
市役所の夜間休日窓口に託しました。
娘たちはその箱に紺色のリボンを作って貼り付けたり、
可愛い写真をセットしておりました。
最期まで心を込めて、きちんとおくりだす。
悲しい時に気持ちに蓋をせずにちゃんと泣き、
心残りがないように向き合って自分ができることをする。
そういうことができるというのは、
生きていく上で大切なことなのかもしれないな。
悲しみを怒りとして表現してしまったり、
変に元気にしてしまったり、
受け入れたくないから、
その時できることを曖昧にして人に任せてしまったり。
そうなると、悲嘆が抑圧されたままとなり、
その先の人生に無意識に影響を与えてしまうことも。
悲しい時は、涙が枯れるほど泣いたら良いのだと思う。
カナシミの出番。
我が家で一緒に過ごした2年8ヶ月。
すごく楽しい思い出を残してくれました。
昨日は私の誕生日。
色々と記憶に残る誕生日となりました。
生まれるということは、
いつか終わる日がくるということ。
私にも
旦那にも
娘たちにも
全ての人
全ての生き物がそう。
誕生日をお祝いすることの意味
あらためて考えることとなりました
これからも
一つ一つ
一歩一歩
一日一日を大切に