こんばんは
月が大きくて綺麗に見えています
スマホで撮影しようとしたら、その綺麗さが全くなくなってしまったのでやめました。
「生」ってのは素晴らしいよね。
今日もクリニックは患者数が少なくて、最後は時間を持て余しておりました。
なんだか、時給をもらうのが申し訳ないなと思うくらい。
明日は午後から糖尿病薬の勉強会。
どんな感じなのか楽しみだな。
昨日のNHK「あさイチ」で不登校のことについて取り上げられていました。
長女から教えてもらった後、エリーさんからも連絡をもらい、無料アプリのNHKプラスで見てみたのです。
取材も説明も、かなり丁寧だったと思います
情報もよかったし、私も不登校初期に教えてほしかったことがたくさんでしたよ。
ただね。
私は 教育支援センターとかフリースクールの雰囲気とか(うちは校内の別室)とか、通信制高校とか、まぁこれでもかというくらいリアルに見てきたので想像つくけれど、
文字や言葉だけでの紹介でどれだけ当事者に伝わって、
実際それぞれの地元のどこにあるのか、誰に聞いたら教えてくれるのかってのは、あるあるな悩みかなと。
学校の先生も、教育支援センター(適応指導教室)の場所や、どんなところかを知らない人多いです。
長女が小五の時に新しい校長にやっと紹介された安心できる居場所が、
他の方のブログによく出てくる「適応指導教室」だったんだと気がついたのは、
通い始めて何ヶ月も後でしたから
通っているものでさえ、どの管轄の施設で、正式名称が何て呼ばれているのか分からないというね。笑
今は適応指導教室よりも、教育支援センターと呼ばれていることの方が多いですが、
通称「〇〇教室」と優しい名前で呼ばれているので、さらに混乱ですもん
誰か手取り足取り教えくれる、ケアマネージャーがいたらな。
ゲストは
一人息子さんが不登校だった松居直美さん
当事者だった宮本亜門さん
その方々のお話は、やっぱり大変だったことが伝わるなぁと思いました。
ただ、松居さんのお子さんと宮本亜門さんの不登校は、全く違うと思います。
小学校から場所を変えても毎日行けない子と、
高校で一時期不登校になった子。
ハッキリ言って全く違うんですよ。
うちの子のように、小学校から行けない子は、
元祖不登校気質(勝手にそう呼んでいる)だと思う。
中学や高校から不登校の場合は、小学校までは勉強もコミュニケーションもなんとかできていたわけで…
やっぱり勉強量とか、校則とか、思春期の闇とか、友達関係とかの挫折が多いかな。
小学校低学年からの場合は、そもそも学校の時間割やルールや友達とのペースに合わせられない、興味の幅が狭いとか、その子の特性的なものが影響大だと思う。
元々、生まれつき筋肉が低緊張で、姿勢を保つだけで疲労たまる子もいますし。
母子分離ができていないこともありますね。
あと、小学校からの不登校の場合、家庭学習ができていたか、できなかったかで、また違うと思う。
できるタイプの子や、サポート体制が整えられていた家庭だと、
通信制高校や定時制や単位制の学校で、
サクッとリカバリーできる。
どうしても家庭学習できなかった場合、基礎学力がないわけで、その辺からもやり直しが必要なんですよね。
不登校と一言でいっても、一人一人状況は全く違うわけで、
それは当事者になってみて初めてわかることなんだろうなぁと思う。
不登校新聞の石井さんが、不登校になったこの進路?を説明していて、
20歳時点のグラフを見た時、
私は他の人とは違うところに注目してしまったかも。
不登校=その先も引きこもり
ではないんですと言うことを説明したかったのだと思うのです。
就学 就職 就学・就職の3パターンで8割近くあり、スタジオの方は安心されてたんですね。
私は、え?と思いました。
就学・就職せずが、18.1%もあったんです。
そこについて、スタジオの誰もがスルー。
見えてないのか、見てないのか、見てみぬふりなのか、触れてはいけない数字なのか…
私はその18.1%の人の状況が知りたかったです。
約5分の1ですよ。
孤立してないか?
心を病んでないか?
就職・就学していなくても、その人が元気なら良いと思う。
就職してなくても、アルバイトして楽しんで生きている場合もあるし、
家庭が裕福で、どう転んでも将来安泰なら、別に全く困らないし、
福祉のサポート受けて自分の生活を整えている可能性もある。
18.1%は、決して小さい数字ではないです。
そこは、ちゃんと見てないと、8050問題ともリンクしますからね。
少し古いですが、
令和2年度文科省の調査によると、小学校中学校の不登校の子がどこからもサポートされてない割合は、34.3パーセント
67296名です。
私はね、この数字を下げていきたいのですよ。
不登校の最初に、身体症状を訴えて小児科などの医療機関を受診した時に、
やっぱりガッツリ対応してもらいたい。
身体症状だけではなく、不登校や引きこもりになっていくことも、子供の発達のことも念頭において対応してもらいたい。
そうすれば、この34.3%は下がるよね。
もちろん学校にも初期対応を頑張ってほしい。
そして、不登校ではない保護者も、子供を育てる上で、不登校を当たり前に学んでおくべきことなのかなって。
例えば、
うつの人に頑張れと言ってはいけないって、
今は当たり前のように知っていますよね。
それって、誰かが必死に訴えて、新聞やテレビなどのメディアも取り上げて、
それで私たちは当たり前に知っている。
休息 服薬 適度な運動が大切なことも。
けれども、それ以前は
社会のみんなが、うつの人を怠けているだけと追い詰めていた時代もあったんですよね。
だから、やっぱり当事者を守るために、医療機関や経験者が声を上げていくことって大事。
あと数年後には、
「不登校でも全然道はある」ってのが普通の世の中になるようにしたいな。
結構、なってきているんだけどもね
まだまだ、うまく情報を得られていない人は、
私達が経験した辛さを同じように感じて
真っ暗なトンネルにおられることでしょう…
せひ、不登校親の会へ
ゆるっと♪kyotobase
待っています