こんばんは
今日は本当に良い天気だったな。
なのに、何をしていたかと言うと…
読書です
読書は雨の日にすれば良いと思うけれど、
この本は晴れの日に読んでよかったー。
父が貸してくれたのです。
ホスピスの話。
そして、良い人しか出てこない話。
救われる話。
素敵な景色が目に浮かぶ。
そんな島が、そんなホスピスが、そんな人たちが、本当に存在していたら、私も行ってみたい。
現実にはそれは厳しいのだよなぁと、
看る側から思ってしまうのだけど、
今は家族や下手したら自分も看てもらう側だから、本当に存在してほしいなと思いました。
今ある幸せを感じること。
生きることや死ぬこと。
死んだ後のこと。
色々と感じるものがありました。
春に叔父が亡くなり、父も結構なダメージを受けたと思う。
母は自分の弟だったから、精神的ショックで鬱になり、救急搬送されたり、精神病院に転院したりして、今でもその時の記憶が無いのです。
私の親は、まだ65歳と67歳。
まだまだめっちゃ若いと思うけど、
父は食道・胃・前立腺癌の治療をして経過を見ているし、
母に関しては、双極性障害だけじゃなく、
脊椎を12椎間も金属で固定しているため、
どう考えても身体が不自由。
背中が曲がらないのだからね。
痛みもあるし。
背中に湿布や精神科の貼り薬を貼る時、
背中の手術跡や、異常に皮膚や筋肉が変形しているのをみると、なかなか生きづらい人生だなと感じます。
人の命って、何歳までなのかは本当にわからない。
私は病院で働いていたから、癌で亡くなる方を見すぎて、少し歪んでいるかもしれない。
もし、高齢者の施設で働いていて、そこで天寿を全うしていった方を沢山みていたら、また違う感覚をもっていたかもしれない。
過労死ラインをこえて働いている旦那を玄関で見送って、無事帰ってこられることも、
朝元気よく出かけた子供達が、事故や事件に巻き込まれずに、ただいまと帰ってくることも、
当たり前ではないと思っている。
「行ってらっしゃい」
「気をつけてね」
「おかえり〜」
「ただいま〜」
私のこの言葉には「願い」と「感謝」が込められています。
生まれることと、そこから生きていくことと、亡くなることは、誰もが一つの線上にあるのに、
その違いは圧倒的にある。
でも、つながっている。
でも、全然違う。
今の私にできることは、一日を大切に感謝して生きること。
それしかできない。
若い頃、先祖が大切に繋いだ命や、これから先の未来の子供達の命を大切にしろって言われたな。
その時、いまこの瞬間、この辛い現実と闘っている人に、その言葉がけはいらないって思っていた。
うん。
今でも、苦しみの中で生きている人に、その言葉がけは、いらないと思う。
その人が苦しみから抜けて、生きていて良かったと思えた時に、やっと自分の心が先祖に感謝の気持ちをもつものだとおもうので。
私は自分の子供を抱いた時、はじめてそれを感じました。
自分がそこまで生きていたから生まれた命。
自分がこの世に生まれたから、我が子がいる。
自分の親がこの世に生まれたから、私がいる。
自分の祖父母が戦争時代を生き抜いてくれたから、親がいる。
自分の先祖だけじゃなく、旦那の先祖も同じく命を繋いでくれのだよね。
色んな先祖が命を繋いで、可愛い我が子を抱けたのだなと。
私の場合は、そうだったのだけど、
人によって違うと思う。
子供を残さず、早くしてなくなった人が、命を繋いでいないのかというと、
そうではないと思う。
この本を読んでも強くそう思ったけれど、
周りの人がその人の人生から学んだことを、
自分の人生の中で常に思い、考えて生きていくことが、
その先の命を、大切に繋いでいくことにいかされていると思うから。
今日も無事一日が終わること。
感謝です。