おはようございます
夏休みが終わりそうですね。
皆がお休みの夏休みは、不登校の子も親御さんも、ホッとしていたと思いますが…
また、始まる…と思えば気が重くなりますね。
9月1日は子供の自死が多い事実を、樹木希林さんが随分広めてくださっていたと思います。
最近は、8月終わりに学校が始まりますので、その日だけ気にしても意味はないと思います。
文科省調査
令和2年度の 児童・生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果によると、
小学生63,350人(1.0%)中学校132,777人(2.0%)約19万人が不登校となっています。
新型コロナウイルスの感染回避の欠席は含まれていません。
自殺した児童・生徒は
小学生 7人
中学生 103人
高校生 305人
となっています。
これが、現実なのです。
因みに、2018年の調査ですが、日本人の死因1位は15歳から39歳まで自殺です。
40〜49歳までは2位が自殺です。
ということは、子供世代も親世代も、精神面への配慮がとてもとても大切なんですよね。
命より大切な「お勉強」「進路」「仕事」て、何なんでしょうか?
不登校も慣れてくると、
本当に困るのは
「学校に行けないこと」ではなく、
「学校に行けないことを責めすぎて病気になってしまうこと」とわかってくる。
そして、学校じゃなくても勉強はできるし、
生きる為の力をつけることが大切だとわかってくる。
勉強は座学だけじゃない。
料理やお菓子をつくることも、
出掛けるために使う交通機関の情報を調べること、
好きなゲームをするためにPCを知り尽くすこと、
手芸をすること、
家事をマスターすること、
部活じゃなくてもスポーツクラブや家でも運動はできるし、
可能性は無限大。
だけど、思春期の発達過程で通る
「他者と比べてしまう」ことが大きな壁になる。
他の子ができていることが自分にはできないのは、他人より劣っているのだと思い込む。
その考えが、全ての可能性を押し込めてしまい、
家に引きこもってしまうことが多いです。
家族としてモヤモヤする期間ですが、思春期の子供達は発達課題と戦っているわけで、
数年間はそこから脱出できないこともあります。
拗らせないために、周りができることは…
本人がすでに強く思ってしまっている、
「他人ができることが自分はできないのは、自分が劣っている。怠けている。」という思いを、
なるべく解きほぐして行くことです。
良くないのは、周りが
「怠けている。」
「このままじゃ、将来お先真っ暗だ。」
「一生親のすねをかじる気か。」
「〇〇ちゃんはできるのに。」
などなど、追い詰めていくことです。
なぜそのような言葉を発してしまうかというと、
親が不安だからです。
子供の心配というよりも、親の将来の不安が勝っているのだと思います。
また、自分の子育てが失敗したと思われるのが不安な人もいます。
私の場合は、自分が一生仕事を続ける気持ちが強かったので、子供が低学年で学校に行けないと、自分が仕事に行けないし、自分の人生が変わってしまうという不安が強かったのだと思います。
振り返ってみると、酷いお母さんですよね![]()
でも、その時は必死でした。
働くこと=良いこと
仕事=自分の生きてきた証
女も手に職を=今の時代の当たり前
全力で努力し我慢すること=大人
そんな風に思っていたし、自分の周りにはそんな人が多すぎて、なんの違和感もありませんでした。
仕事を手放し、今に至るのですが…
もちろん、失ったものはありました。
今も、時々喪失感は感じます。
けれども、手放してからの生活は、どう考えても子供達や自分のペースで生きられているし、
家庭が安定したと思います。
家族として成長したとも思います。
そして、不登校親の会 ゆるっと♪Kyotobaseの運営メンバーになる時間的余裕も得られた。
ここでの出会いは、自分にとって仕事と同じくらい私の中での宝物となっています。
運営メンバーもそうだし、参加者さんから沢山話を聞かせてもらい、
自分なりにもっと勉強しないといけないなぁと思ったのです。
そこから、色々学び、今もまだ途中ですけれども、自分にとって人生観が変わるほど得たものは大きかったです。
がむしゃらに頑張るのではなく、
何が大切で、
それを守るためにはどんな風に生きれば良いか。
現代社会の普通で良し悪しを決めるのではなく、
自分にとっての幸せのために何が必要かを考えるのは、自分です。
誰かが、「私に任せなさい。ついて来なさい!」と言ってくれたら、すがりたくなるとは思うけど。
すがった結果、困った宗教や詐欺にたどりついていることでしょう。
自分で悩み、考えること。
解決するために必要なのは、的確な情報。
ですが、不登校関連の生の情報なんて、その辺には転がってないですよね。
もしよかったら、不登校親の会に参加してみませんか?
お話が苦手なら、聞くだけでも全然大丈夫
シーンとなる時間なんてないくらい、私達は沢山しゃべります。
↓
リピーターさんも良い方ばかりで、不登校親の会だよね?と思うくらい、なぜか楽しいのです。
もちろん泣いてもらっても良い![]()
笑顔の絶えない運営ですけど、号泣時代も通っていますので、一瞬であの時代にタイムスリップして共感できます。
この親の会は、「ただそこにいる会」を目指していて、キラキラしたことはしておりません。
参加費も無料です。
(お部屋代金がかかる部屋のときは100円程度回収させていただきますが…)
今回は、運営のエリーさんが無料の部屋を予約してくれたので無料です。
私達もまだ子供達に手がかかるので、キラキラしたことや、大きなことをしてバテるより、細く長く続けていきたいなと思ってます。
来て下さい!と言って、参加者さんが心の頼りにされ、
限界がきたので辞めますというのは、無責任だと思うのです。
私の嫌いな「ハシゴ外し」みたいで。
そんなこと言って、先月は私が発熱と頭痛で行けず![]()
9月は参加したい
皆に会いたい
心から思っています。