こんにちはくもり


今日も涼しい京都です。


朝から母の退院前の合同カンファレンスに行ってきました。


精神病院に入院して3ヶ月。


今回の入院前も結構大騒動でしたのでね。


退院前にカンファレンスをお願いしたのですが。


ビックリ!


主治医と相談員と父と私だけだと思っていたから、他にも参加者が。


在宅でお世話になっているケアマネジャー


病棟のナース


退院後にお世話になる精神病院系列の訪問看護の所長さん


合計七名も集合。


ありがたい限りです。


母も参加予定でしたが、最初から参加しても疲れるし、


話し合いの内容自体を全部は理解できないし、


後から呼ぶことを提案。



まずは主治医から薬の説明。


炭酸リチウムで中毒を起こしていたので、


バルプロ酸という薬に変更し、今のところ安定しているとのこと。


躁状態を抑える薬で、副作用で少し血小板が下がっているが、とりあえずこれで様子見ましょうと。


あと、退院後3ヶ月以内に状態が悪化した時、今回のようなことがないように入院できるようにしたいけれど、旦那さん(父)のがんの治療の期間に社会的入院をするというのはやめましょう。


そこは、ショートステイを利用したり、工夫しましょう。


てな感じでした。



あとは、父から今回の経過や、母には訪問リハビリという名目でのカウンセリングとマッサージが効果ある話など、長ーい話があった。



訪問看護の所長さんが、訪問看護の作業療法士が訪問すれば、それは可能だと意見をくれました。



で、私は娘の立場からとしての意見を言った。


・ここ数年、母は救急車や保護室に何度もお世話になっている。


・これは病気から仕方ないけれど、そもそも感情爆発に至るまでに夫婦喧嘩が勃発している。


・父は母の為に、薬を準備したり、色んな手続きに動いたり、罵詈雑言を吐かれながらも必死にやっている。


・母は父に色々やってもらっていることも理解していないようで、夫が定年後に生活を支配してきた「夫原病」みたいに思っている。


・夫婦喧嘩は若いころから根深いものがあって、今さら仲良し夫婦になれるとは思っていない。


・だけど、母の病気をこのまま薬だけでコントロールすることは難しく思えるし、救急車や保護室に入るようなことがなるべくないようにしたい。


・訪問看護が入ってもらえるなら、その方にそれとなく夫婦の相互関係をみてもらって、どこに問題があって、どんな風に介入すれば上手く行くのかを見てもらいたい。


・父も一生懸命やっているのに母に暴言を吐かれたり、暴力を振るわれて、かなりストレスが溜まってしまう。そうなると、やめなければいけないお酒を飲んでしまい、咽頭癌の再発リスクが高まる。


・場所や深さによっては、「つんく」さんのように気管切開をしないといけなくなり、

そうなると母の世話どころではない。


・私としては、父の健康もギリギリキープしている状態と認識している。


・孫がかすがいとなっていたところがあったが、一番下の孫も小五で、そろそろかすがいの効果を発揮しなくなる。


・今後は夫婦二人が譲り合ってなんとか上手くやっていってほしいと思っていて、皆さんにはその為にご協力いただきたいと。


ここ数年、何度も入退院を繰り返しているし、その度に父から長い話を聞かされているスタッフの方は、私の言った話はすでになんとなーく分かっているのかな?と思っていたけれど、、、



みんな、私の方を覗き込んで


そーだったんですねキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロ


て感じでした滝汗



やっぱりね、一人の患者の全体像の把握ってね、


見る人の関わる方向からの理解でしかないんだなと思いました。


主治医や看護師から見る両親。


ケアマネからみる両親。


父から見る夫婦関係。


私から見る両親。


それぞれ、感じることが部分的に合っていて、

部分的に全然違う。


そもそも、他人のことを全部理解するなんて、

絶対無理なんですよ。


でも、それを諦めず知ろうと努力すること。


また、知ってもらう為の努力をすること。


これ、大事ですよねー。



今回は、私目線からみた両親の過去から現在。


そして、スタッフの方に関わってほしいポイントをお伝えした。


あとは、どう受け止めて、どれくらい真剣に対応してくれるのか、経過を見ていきたいなと思います。


病状が悪化しても冷たくあしらってくる主治医のことを、信用できない!と思ったこともあったけれど。


今日は父がストレスでお酒を我慢できず、癌が再発してくることも説明し、


「そうだったの?びっくり確かに、毎日関わるとストレスやね。旦那さん、有料だけどカウンセリングっていう手もありますよ」


とか、医師として父のことを考えてくれたようにも思いました。


そんなことで、時間がかかりすぎ、母をその部屋に呼ぶ時間が無くなった汗うさぎ


で、母には「主治医が急患でこられなかったし、病棟の扉の前で家族とケアマネが面会だけすることになった」と説明してもらい、会うことに。


ちょっとオシャレして待っていた母には申し訳なかったけれど、


あのカンファレンスに母を入れて話すことは母にとって混乱を招くからね。


退院が決まったので、退院した日に訪問看護師と作業療法士とケアマネジャーが家に来て、母の話を優しくしっかり聞いてもらうことに。


なんかね。


上手く回り出すとよいのだけどね〜


こればっかりは、長ーい夫婦の歴史の積み重ねなんでね…


一朝一夕に改善するわけでは、ないんですよねー。


私だって、子供達の親として、自分がやられてきて嫌だったことは、子供達のまえでやりたくない。


だけど、やっぱり子供達から見たら、私達夫婦も困った親なんだろうなってニヤニヤ


完璧な人間なんていない。


だけど、やっぱり理想をもって、そっちに向かう努力はし続けたいなぁとは思うのでした。





あー。


なんか、1日のエネルギー全部使っちゃったな汗うさぎ