こんばんは星

今日、午後から男の子二人が次女と遊ぼうと誘ってきた。

一人は近所のAくん。
もう一人は、あまり遊んだことのないBくん。
そして、Bくんの妹Cちゃんもいた。

元気よく遊びに出掛けたのに、突然大号泣で帰ってきた次女えーん

また、喧嘩したのかと話を聞いていた。

男の子二人にいじめられた。
仲間外れにされた。
ウッドデッキの扉を無理に閉めて入れてもらえなかったと。

ま、そこまでは聞いていたけど、
最後はグーで顔をしばかれたと。

よく見たら、ほっぺが少し赤いなキョロキョロ

これで私のスイッチオン。

「話し合いに、いこか真顔」と、Aくんの家のインターフォンをならす。

Bくんや、Cちゃんがウッドデッキにいて、A君を呼ぶが出てこない。

遠くでお父さんが「A!A!」と呼んでいるのが聞こえる。

でも、出てこない。

お父さん登場。
凄く若く見えるが、どこかの教頭か校長らしいのだ。

「一緒に遊ぼうと誘われて出て行ったんですが、仲間外れにされた上、顔をしばかれたと帰ってきたので、何があったのかな?と思って来ました。」とお伝えすると、お父さん顔を凍らせ家の中に…

私より10歳ほど若いお母さんが出てきて、めちゃくちゃ真摯に謝罪される。
「どんなことがあっても、手を出した方が悪いので…」と。


私の顔、めちゃくちゃ迫力があるやろか滝汗
そうじゃないんだけど…


で、実はB君もかなり一緒に次女を攻撃してたようで、それを聞くと
「Aがやれっていったから。」
を繰り返す。
まるで自分は悪くない感じで。

「人から命令されたら、良くないこともやるの?命令されたことが良くないことやったら、自分が止められるようにならないとあかんのちゃう?」とハッキリ叱る私。

A君のお母さんからも注意されていた。

そのあと、お父さんに羽交い締めにされて出てきたA君。

明らかにいつもの可愛らしい顔つきではなく、私の母が暴れている時のような目つきで、いってしまっていたあせる

で、お母さんの前に辿り着いた途端、A君お母さんを回し蹴り滝汗

たまたまお腹の前で、妹ちゃんの習い事カバンを持っていたから痛くはなかったかもしれないけど、凄い衝撃だったと思う。

「A。お母さんにそんなことするのは良くないと思うよ真顔」と、すかさず口から出る私。

そのあと、A君はお父さんに羽交い締めにされたまま、4時の方向を凝視汗汗汗

お父さんに謝罪をうながされても拒否。

私が喧嘩になった理由を聞いても答えない。

で、お父さんが言ったこの一言で、A君の胸の内に何が隠れていることに気づいた。

「A。お前も何か嫌な事があったんやろ?言わないと全部お前が悪かったことになるぞ。」と。

きっと、お父さんはAくんの気持ちを察していた。

だけど、自分の息子が手を出したから、相手の悪かったところをお父さんの口から代弁して言えないのだなと。

Aくんは、「それでいい。ムキー」と、凄い顔つきで4時の方向を睨みつけている。

……

学校でも揉めた時、いつも最後は手を出したA君が悪いということで解決されていると、次女からよく聞いていた。

このままでは、終われない。  

しゃがんで目線を合わせた。

「A。自分が嫌な気持ちになった時、ちゃんと相手に言葉で伝えないと、相手はわからないよ。〇〇(次女)は全然わかってない。
教えてくれないと、〇〇はAの気持ちわからないし、〇〇が成長できない。
教えてくれた方が、嬉しい。」
そう伝えると、やっと目を合わせてくれた。

それでも口から気持ちが言えないAくん。

「男の子って、自分の気持ちを言葉で相手に伝えるの苦手だから、つい手や足がでるんですよね。
でも、手や足を出した時は、必ず嫌だっていう気持ちが隠れてますよね。学校でも理由を最後まで言わないから、手を出したことで悪者にされていることが多いみたいです。」とお父さんお母さんに話す。

お母さんは、
「何があっても手を出すのは良くないので…」と。

私「A。嫌だったことをちゃんと伝えないと、嫌なモヤモヤが心に溜まっていくよ。お友達とも、だんだん仲良く遊べなくなってしまうやん?嫌な気持ちを人に伝えることは、自分のためにもなるし、相手の為にもなるねんで。今日、嫌やった気持ち教えてくれる?」と言うと、

それでもなかなか口から言えなかったが、
「言い方が上から目線やった。」とポツリ。

なるほどな!

なんか、その場を見ていなかったけど、見えた気がした。

銃で撃ち合いのゲームをしたら、次女がすばしっこいのでいつも勝つ。

だから、今日は3対1で何としても勝ちたかったA。

色々ズルをしたり、ルールを無視してゲームをすすめた。

次女はいつも勝つので、負けるA君の気持ちなんて理解できない。


A君がルールを破り、仲間外れにされたと憤慨し、女子あるあるのお姉さん口調で
「ズルしたらあかんで!」など、一生懸命反撃していたのだ。

その言い方が上から目線に感じたAくんは嫌な気持ちをどんどん膨らませてエスカレートし、さらにはBくんも仲間にして最後はグーパンチを次女にかましてくるくらい豹変したのだ。

次女はいつものA君と全然違う態度だったので、
「ちょっとキャラ変わりすぎちゃう?」と聞いたのも、火に油を注いだようだドクロ

A君が理由を言ったあと、次女は自分は悪くないことを泣きながら主張し、大人はそれを聞いていた。

すると、A君は「ほらな!だから言っても意味ない!」と、逃走。

お父さんは追いかけ、
「まだ話しは終わってない。」と羽交い締めに。

「A。理由言ってくれて良かった。〇〇はなんで仲間外れにされたのかとか、全然わかってなかったし、理由がわかって良かった。〇〇もAが嫌な気持ちにならない言い方を考えるきっかけになったと思うし。これからも何かあったら叩いたり蹴ったりするんじゃなくて、口で言ってな。」と言うと、Aくんは私の目を真っ直ぐに見て
「うん。」と言ってくれました。

AくんとBくんは次女に素直に謝罪。

次女は泣きながらも「いいよ。」と答えていました。

うちの子も謝らせるべきなのか迷ったけど、ちょっと今日は違うかなと思い、促さなかった。

そのかわり、Aくんが嫌な気持ちになりやすいポイントや、どんな風に言えば良かったか、また喧嘩になりやすいメンバーの時は遊ばないなどの工夫を二人で考えました。

実はBくん、支援学級の子だったらしい。

良いことと悪いことの判断て、できる子だったのかな?と少し思ったけど、私は特別扱いはせずに悪いことは悪いと伝える方向でブレない。

もし、今回のことが学校に報告され、何か連絡が来ても、事実をありのままお伝えしようと思う。

学校や友達関係って、理不尽なことが沢山でてくる。

長女は小学生の時、それを口で伝えることが難しく、私は何に嫌な思いをしたのか全くわからなかった。

全てを心の中に抱え込んでしまうタイプなのだ。

その上、私は忙しくて時間をかけて話を聞く姿勢をもてていなかったし。



ですが、今は常にコタツにいる私。
次女は泣きながらも全部訴えてくるので、今日みたいな昭和的やりとりで解決まで持っていける。

だから、月曜日も学校に行く。
と思う。


学校に通える子は、様々な強さや鈍感力をもっている子なんだと思う。

だから、全員が通える場所ではない。

長女は長女の道を。

次女は次女の道を。

こんなに対極にいる二人を毎日見ているなんて、凄く面白い。