こんにちは

京都は先程から気持ちよく晴れています。
今朝は珍しく「グッとラック」を見ていました。
いつもは「スッキリ」を家事をしながら適当に見ている程度。
コロナの情報をチラチラ見ている。
グッとラックでは、マスクのことを中心に取り上げられていた。
・不織布警察
・旅客機でのマスク拒否男
・鼻だし48歳受験生
鼻だし受験生に、色んな人が色んな意見を言っていた。
「いい大人が、他の人のことを考えればマスクをするくらいできるはずなのに。」
ごもっともなんだけどね…
多分、以前の私はもっと強くそう思っていたけどね。
今は、もっと多角的に物事を見た方がよいなぁと思う。
子供が不登校になり、色んな本を読んだり、ブログを読んだり、人から話を聞いたり、付き添い登校で実際に色んな子や人を見て、自分なりに学んだことがある。
世の中には、相手の気持ちを考えるっていう能力が生まれつき備わっていない人がいる。
絶対に譲れない自分だけのこだわりを持っている人がいて、そのこだわりが社会的に受け入れられるものではなかった場合、他者から強く咎められると癇癪やパニックを起こす人がいる。
鼻出し48歳受験生が、そうなのかはわからないのだけどね。
なんか、どうなんだろう?って思ったな。
入試センター側は、受験の注意事項にマスクを常に正しく着用するとと記載されていたみたいだし、感覚過敏でマスクが着用できない場合の対応も、あらかじめ申請すれば別室で受けることができるとか、今回は事前に申請していなくても別室での受験を促されたみたいだし、対応としては問題は無いと思う。
だから、ルールを守らなかった受験生が非常識だって報道されている。
トイレに立て籠もって不退去容疑で逮捕もされたし。
あくまで想像で、全然違うかもしれないけど
「自分なりの正しいマスク着用方法が何度も否定され、ことがだんだん大きくなり、パニックでトイレに立て籠もってしまった。」
のではなかったのかな?と。
私、長女も次女にも付き添い登校した経験があり、学校の教室でよく見た光景だったので、多分チャンネルを変えられなくなったんだと思う。
付き添い登校では、教室の娘の机の横に座っていた。
そこで、色んな子を見ました。
色んな先生を見ました。
子供達の中には、多動な子、勉強しない子、勝手に話す子、乱暴な子、物を盗む子など色んな子がいます。
その一人で、こだわりの強い子がいました。
テスト中、いきなり裏の塗り絵を始めた。
注意をしても一心不乱に色塗りをしていました。
先生は何度も注意をして、その声はどんどんエスカレートしていた。
その他の事でも、先生からその子に対する注意や叱責が沢山のことで続き、ついにはカーテンにくるまり動かなくなってしまったこともあった。
そんなことが何度かあり、お母さんから先生に対して、その子に対する対応方法の具体的な提案をされたそうです。
こだわりを見守る方針になり、パニックは少なくなった。
これって、お母さんが上手く対応するテクニックを自然に得ていたのか、それとも事前にペアレントトレーニングを受けていたのかわからないけれど、先生に対して具体的な対応方法を説明できていなかったら、二次障害を発症していたんじゃないのかな?と思うのです。
その子は学年が上がるにつれ成長し、不登校にもならず友達と楽しそうに登下校しているところをよく見かけていました。
今は、こんな風にこだわりが強くあったり、他の子とのコミュニケーションが上手くいかない子に対して昔よりは理解があったり、様々なサポート体制がある。
タイミングやキャラやその他の要因があって、サポートに上手く繋がれる人と、そうではない人がいることは知っているけれど、昔に比べて良くはなっていると思う。
昔はそこに特別なサポートもなく、しかも今みたいに窮屈な学校ではなかったから、そのまま大人になっている人が多いのかな?
この48歳の男性は、どうなんだろう?
事実は私の想像とは全然違うかもしれないんだけど、色んな見方ができる大人になっていきたいなぁって思う。
ただその人が悪い。と、叩くだけで良いのかな。
コロナの時代じゃなけりゃ、このおじさんは大学生になれていたかもね〜
社会のルールを守れないってことは、こんな風に弾き出されるんだね。
自分はどんな人かを考え知ること。
その上で可能な範囲でコミュニケーション能力をアップしていくことって、生きていく上で大切なんだね。
色んなことを考えてしまったのでした。