こんにちは

今日は旦那の帰宅日。
姫路に住む旦那の甥っ子(お兄さんの息子ちゃん)が、大学に合格し、京都で住む場所を探している。
で、京都の事を良く知っているということで、旦那はそのお手伝いに行っております。
うちの娘にとっては週一しか会えないパパですので、貴重な日曜日。
次女はついていきました。
いとこのお兄ちゃんや叔母さんと会えるのも嬉しいみたい。
旦那も、自分の親族側の身内と会う時は、いつもより素だし、嬉しそう

いいところが見つかると良いなぁ〜。
ほんで、その次女のこと。
昨日は表紙が可愛いナイチンゲールの本を、声出し音読で半分読みました。
書いてない字を読んだり、書いてある字をとばしたりでしたが、漢字にふりがなが付いている本の方がやっぱり上手くよんでいる

それとは別に少し前から寝る前に絵本を読んでいて、それは世界の偉人達のもの。
それは私が保育園の時に購入させられていた、月刊絵本の古いもの。
ヘレンケラー
シュバイツァー
です。
次女はシュバイツァーのことを、
「肉の人やろ。」と言っていた。
私は「え?肉の人⁇」
肉屋ではないけども…
次女「肉のスープの人。」
あぁ!

シュバイツァーはドイツの牧師さんの息子で、裕福な家庭に育った。
ある日、自分より身体の大きな子と喧嘩をしたら勝った。
だけど、その男の子に、「自分もお前みたいに毎日肉の入ったスープを飲んでいたら負けなかった。」と言われ、自分が当たり前のように裕福な環境で生かされていることに気がついた。
そこから、貧しい人達のおかれている環境と自分のおかれている環境を常に考え、肉のスープを飲まなくなったそう。
大人になってからも、アフリカの奥地に医者がいないと知り、地位のある教育者を辞めて医者になり、移住して人に尽くす。
(実際は全てが良い話ばかりではないと思うけど)
そんなことが書かれている絵本だったのです。
次女はシュバイツァーが医者になってアフリカで人に尽くしたことではなく、肉のスープを食べず新しい服を着ないで、「当たり前のように与えられていた、あまりにも裕福な生活を拒否した」という、そのマインドに対して尊敬の念を抱いていたのです。
だから、シュバイツァーは肉の人なのです。
次女は感覚で生きている子です。
世の中の賢い子とは違う。
だけど、私は次女が大好き。
もちろん、長女も大好きです。
次女の口から飛び出してくる日本語は、チグハグで、主語がなかったりして、一体何の話なんだろう?と、今をときめく松丸亮吾の謎解きより難しい時がある。
本人の話と、それに関係した人に話を聞いて、やっと全体像が見えてくる感じ。
今回は、絵本を一緒に読んでいたから私もピーン!
ときたけれど、そうでなかったら、

「シュバイツァーは肉の人ではありません
」

ブッブー
ですよね。

だけどね、この絵本を読んで
「シュバイツァーはお医者さん」
とだけ答える子供より、次女はこの本から沢山のことを感じているし、心に響いていると思うのです。
だから、私は次女のそんなところが好き。
友達の多さも、きっとそこにつながっていると思うのです。
シュバイツァーは肉の人。
それでいい
