EOS R1の各種設定と使い方(モータースポーツ撮影) | 木馬の四方山ばなし

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趣味の話や日々の出来事を中心に何となく、自己満足のためにつづっていくブログです。

初めに断っておくが、これは自分のための備忘録である。
文字ばっかりでしかも長文なので、カメラの設定をいろいろ検討している人以外は退屈なだけだから読まない方がいいだろう。
繰り返すがこれはオイラ自身のための備忘録というか、メンテナンス記録?みたいなものだから。(´ー`)┌フッ

キヤノンのEOS R1の設定の話だ。
オイラは触ったことが無いのでわからないが、キヤノンのほかのミラーレス機にも同様に適用できるものがもしかしたらあるかもしれないが、そこは自己責任で。(´ー`)┌フッ

まあ、そんなわけで今はこう考えてこういう設定にしてみたというだけの話だ。そして今後使っていく中でより使い勝手がいい方向に変えていくのは間違いない。(^-^)v

前置きが長くなったが、長文の始まり始まり。バキッ!!(-_-)=○()゚O゚)アウッ! 


3月の
スーパー耐久でシェイクダウンしたEOS R1だが、まだまだ設定や使い方は手探り状態なので、今回のもてぎ2&4でさらにいろいろ試してみた。

本体の設定で言うと、やはり下記の機能をどういうときにどんな使い方をするのがいいのか見極めることが第一の目的だった。
1:トラッキングAFのオン/オフ
2:全域トラッキングの開始/停止
3:視線入力のオン/オフ
4:追従被写体の選択(なし、人物、動物、のりもの)
5:追従被写体・乗り物選択時のスポット検出のオン/オフ(ヘルメット検出)


主に上記のメニューを撮影対象や構図などの条件でどう使い分けるのかを改めて検証した。

まず、1について。
トラッキングAFは
ほとんどの場合はオンにしておいた方が使いやすい。ただし、従来のレフ機の時と同様にAFポイントを自分で選んで固定で撮ったほうが撮りやすい場合もあるので使い分けはMUSTである。
固定で撮ったほうがいい場合は、一度にたくさんのマシンが固まって走ってくるような場面で特定の選手にピントを合わせたいときだ。2輪の場合は特に固定したほうが良さそうだ。
団子状態で横に広がって突っ込んでくると、どの選手との距離もそれほど差がなくなってしまうせいか、トラッキングオンだと
AFが迷って選手の間を行ったり来たりするのだ。(^_^;
基本的に先頭を走ってくる選手にピントをあわせたいので、シャッターを切る時の構図をイメージしてAFポイントを固定して撮る方が失敗は少なそうだ。思いっきり絞って被写界深度を深くしてしまうという禁じ手?もないわけではないが。バキッ!!(-_-)=○()゚O゚)アウッ! 
また、超スローシャッターで撮る場合も被写体をどのくらい大きく撮りたいかにもよるがAFポイントを固定してしまった方が撮りやすいように感じた。
この辺りは従来のレフ機での撮り方と同じだ。

ちなみにトラッキングオンで被写体を素早く追い始めるためには、AFポイントを撮りたい選手に合わせておいてからシャッターを半押しにすると割とタイムラグなしでヘルメット追い始めるようだ。前のカットのAFポイントがファインダー内の端の方にあるときはAFコントローラーであるジヨイスティック?を押せば中央のAFポイントにリセットされるので、そこからAFを動かし始めるとストレスが少ない。

ちなみに話は変わるが、AFポイントを固定して撮る時にはトラッキングオフにするのだが、視線入力オンだと最初のAFポイントを選ぶのに便利かも・・・・と思って試してみたが、
視線入力のレスポンスが微妙に遅いときがあるので、ジョイスティックでダイレクトにAFポイントを選ぶ方が確実なようだ。(苦笑)

まあ、まだ使い方のベストウエイが見つからず、右往左往しているが、ミラーレスはAFポイントに関してレフ機と決定的に違うのは
ファインダー内の全面がAFポイントとして使える点である。構図の自由度が高くなっている点は素晴らしい。(^-^)v

あえて不満を言うならば、トラッキングAFのオンオフを現在は背面液晶のQ設定ボタンからAFメニューに入って切り替えているのだが、この機能をボタンに割り付けることがないかと考えている。ボタンに割り付けられると素早く切り替えができるのだが、いろいろ探した限りでは液晶のタッチパネルでやるしかなさそうなのだ。この点だけはやり方がほかにないかどうかをさらに探してみようと思う。

そんな感じでネットをさまよっていたら、こんな説明を見つけた。(^-^)v



リンク先の事例1のパターンだとAF-ONボタンにトラッキングONを割り付けてしまうことになり、通常のシャッターの半押しはトラッキングoffになる。逆の設定はできないようだ。オネーサンを撮る時の瞳AFをAF-ONボタンに割り付けてあるので、この便利さを手ばしてしまうのはつらい。バキッ!!(-_-)=○()゚O゚)アウッ! 
事例2のパターンだとどこかのファンクションボタンにAFエリアダイレクト選択を割り付ければ、オイラのやりたい使い方ができそうだ。
すなわち、ボタンを押すごとにトラッキングのオンオフも含めたAFエリア選択を切り替えられるので、あとは普通にシャッターを切るだけで使い分けることができる。そしてオネーサンを撮る時はAF-ONボタンを押せば、無敵の瞳AFを作動させることができる。バキッ!!(-_-)=○()゚O゚)アウッ! 
これは試さないわけにはいかない。(^-^)v

早速設定してみた。もともと
レフ機の時からAFポイントは1点選択で撮ってきたので、設定可能なAFエリアを、1点(トラッキングON)と1点(トラッキングOFF)だけにして、本体のもともと割り付けられているAFエリア選択ボタンの機能をAFエリアダイレクト選択にすればこのボタンを押すたびに、1点(トラッキングON)と1点(トラッキングOFF)に順番に切り替わる。
何度もボタンを押すのが煩わしく無ければ、1点だけではなくエリア拡張なども選べる設定にしておけば、AFエリアの選択肢は広がる。まあ、オイラ的には1点だけで十分だが。(´ー`)┌フッ

上の写真のピンク部分がもともとのAFエリア選択ボタンだが、これをダイレクト選択出来る設定にした。縦横のどちらにもあるので素早く切り替えることができる。(^-^)v


2の全域トラッキングの開始/停止についてはいまだによくわからない。この機能をオンにするとすべてのAFポイントが有効になって勝手に移動するらしく、停止にすればある程度エリア限定でAFが動くとあるのだが、どうもそういう風に動いている感じがしない。それに開始だとトラッキングしながらもAFエリアを勝手に拡大したり縮小したりするみたいだが、停止にすると最初に1点を選んだならば、1点のままでトラッキングをするみたいな感じもある。これはもう少し使ってみないとわからない。もしかするとAFエリアの設定で拡張エリアなどが有効になっているからうっとうしいのかもしれない。これも試してみようと思う。
継続検討項目だな。(´ー`)┌フッ

上の写真の赤丸のボタンに割り付けた。

それともしも本当に使い分けが便利ならば、ファインダーから目を離さずに操作できるボタンに割り付けた。


上の写真の黄色部分だ。シャッターを押す、人差し指でグリップを握ったままで操作できる。縦グリップ側にも同じボタンがあるのでこの機能が上手く嵌まるシチュエーションがあるようなら、使いやすくなるはずだ。(^-^)v


3の視線入力だが、それこそスナップ写真を撮る場合などは視線でAFポイントを誘導しておいて、ピントを合わせられるので有効かもしれないが、少なくともモータースポーツを撮る時は邪魔なだけと感じる。AFポイントとは別に視線がどこに行っているかを示す二重丸のマークがファインダー内でフラフラ動くのですごく気が散るのだ。最初のつかみで有効だったとしてもその後は必ずしもAFポイントをきっちり見つめ続けているわけではなく、全体をボヤっと眺めて構図を考えながら流し撮りをするので、ものすごく目障りなのだ。(爆)

AFが作動を始めたらこの二重丸の表示はしなくなるとかなり使えると思うのだが。おそらくソフト的な対応で可能になるはずなので次回のファームウエアのアップデートに期待したいと思う。(^-^)v
今回のもてぎ2&4ではほとんどオフにしたままだったが不自由は感じなかった。それとそのおかげかどうかはわからないが、S耐では結構バッテリーの消耗が激しかったのだが、今回は従来のレフ機とあまり変わらないくらいの持ちの良さだった。(^-^)v
 

視線入力時に役立つかなと思って購入したIcup仕様のアイカップだが、残念ながら企画倒れと言わざるを得ない。少なくともオイラの使い方では視線入力の出番はほぼ無いと言ってよく、このディープでふくよかなIcupも無用の長物になってしまったようだ。orz


ファインダーを覗いているときもスタンダードのAcupの方が慣れ親しんだフィーリングなので使いやすい。
ちなみに今回は天気が良かったので顔にも日焼け止めを塗っていたせいか、ふと気づくとアイカップが白くなっていた。(爆)

ま、撮影後に洗ったらきれいになったので問題はないが。(´ー`)┌フッ


もてぎでは頻繁にオンとオフを切り替えて試すために、動画撮影ボタンにオンオフ機能を割り付けたがよく考えると、ジョグダイヤル中央のSETボタンに割り付けてあったので、動画撮影ボタンには2の全域トラッキングの開始/停止を割り付けて次回の撮影で試してみる予定だ。(^-^)v


上の写真の青丸部分。縦横どちらで握っていても同じ感覚で親指が届く。(^-^)v


4の追従被写体の選択は動き回る人物や動物はまだ撮ったことがないのでよくわからないが、モタスポ撮影ではとりあえず乗り物指定で不具合はない。
今回は試してみるつもりで比較的操作しやすいファンクションボタンに機能を割り当てておいたが頻繁に設定を変える必要はないので頻度の高い機能とボタンの設定を入れ替えておいてもいいかもしれない。


上の写真の肌色のボタンに割り当てた。


そして、5のスポット検出だが、これはもうすごいの一言。瞬時にヘルメットにAFポイントが吸い付く。

2輪の場合はマシンサイズに対してヘルメットが相対的に小さいためか、あるいはカラーリングなどでコントラストの検出が惑わされるのかは不明だが、いったんマシン全体をとらえてから一拍おいてヘルメットに行くことが多いようだ。それに対してフォーミュラの場合はそれこそ瞬時にヘルメットに行く。保護具であるヘイロがあっても邪魔されることはない。また、フォーミュラマシンの場合は複数台がいっぺんに走って来ても各選手との距離が違うせいか、迷うことなく手前の選手の頭にピントが行く。
正面からだけではなく、横からでもかなりの確率で吸い付いてくれる。(^-^)v
したがって
モタスポ撮影で追従被写体を乗り物にする時の設定は常にスポット検出はONのままで良さそうだ。
電車や飛行機を撮るとなるとまた変わるかもしれないが、まあ、そんな機会があったら考えるとしよう。(´ー`)┌フッ

それからファインダーのブラックアウトフリーだが、S耐で初めて使ったときはかなり戸惑ったものだ。速いシャッター速度ならばまだしもスローシャッターでの連写では確かにブラックアウトはしないが、コマ送りのようにカクカクした表示になるためかなりの違和感があった。(苦笑)
今回は少し慣れてきたのか取り立てて気になるということはなくなってきた。(^_^;
デフォルトがそうなっているのでしばらくはこのまま使ってみようと思う。

それと電子シャッターがデフォルトだが、前回の与太話でも書いたようにモタスポ撮影ならばひずみは気にならないので電子シャッターのままで良さそうだ。(^-^)v

あとは、前回も書いたが、ピットウォークでオネーサンを撮る時は親指AFボタンに瞳AF機能を割り付けておけば、手前側の瞳に瞬時にピントが合う。やはり横に並んだ複数名のオネーサンをいっぺんに撮りたいときはAFが誰に合うのかは予測できない場合もあるが、そうした場合は被写界深度を深めに取るはずなので誰にピントがあっていても問題はない。オネーサンを撮る時は大抵は絞り優先モードでの撮影なのでとっさに絞り込んで撮ればいいだけだ。あるいはAFポイントを手動で選択して、瞳AFは作動させずに普通にシャッターを切るというやり方もありだ。(´ー`)┌フッ

本体の設定と撮り方は大体こんな感じだ。

それから今回は4輪だけではなく、2輪も撮るため、久しぶりに
600mmレンズも持って行った。
茂木はコースまでの距離が遠い場所が多いので超望遠でないとアップで撮ることはできないのだ。

今回持参したレンズは3本。

EF100-400の2型、EF500f4の1型、EF600f4の1型。


500と600は手振れ補正機能が付いた最初のモデルなので3世代前だ。とっくの昔にサポートは終わっているので万が一故障してしまったとき修理してもらえないので大切に使っている。(爆)

100-400レンズは仕様上2倍テレコンは使えないのが残念だが、1.4倍テレコンをつけた場合でもAFの反応は速いので全く違和感なく使える。テレ端で560mm相当まで伸ばせるので、単焦点の500や600を持ち歩かないときは有効に使える。(^-^)v
ちなみ500と600は古いレンズなのでどうかなと思っていたが、テレコン無しならば全くストレスなくピントは合うし、トラッキングも素早く反応する。
1.4倍テレコンを入れるとわずかに反応が遅くなるような感じもするが気になるほどではない。これはレフ機のときも同じような感じだったのでレンズ側の実力だろう。したがって、
どちらも重いこと以外には特に不具合はなかった。バキッ!!(-_-)=○()゚O゚)アウッ! 
ちなみに重さ。特に1型の600㎜はめちゃくちゃ重い。(^_^;
メーカーホームページの旧製品のスペックで調べると、
レンズだけで約5.4㎏もある。(゚Д゚)

ちなみにその600レンズだが、重すぎてストラップが滑るので緩んで外れないように縫い付けてある。(爆)

黄色の部分にかすかに黒い糸がぼんやりと見えるはずだ。

バキッ!!(-_-)=○()゚O゚)アウッ! 
折り返したところをピンポイントで縫ってあるのだ。ピンぼけで分かりにくいけど。(´ー`)┌フッ

それと昨年のシーズン終わりに導入したアルカスイス互換のマウントとプレート。
いや、正確にはアルカスイスの模倣品の中華製のマウントとプレート。バキッ!!(-_-)=○()゚O゚)アウッ! 


どちらもいい仕事をしてくれている。特にレンズを変えたり、テレコンをつけたり外したりではそのたびに前後の重量バランスが崩れるのだが、プレートを前後にスライドさせて固定できるので、重心位置を一脚に近づけることで流し撮りの際にレンズを振りやすくなる。(^-^)v
好みの問題だが、オイラはわずかに前側が重いセッティングがレンズを振りやすい気がしている。
ちなみに100-400レンズにテレコンをつけるとプレートが短すぎて前後のバランスを取り切れなかったので帰宅後、少し長いプレートを発注しておいた。
もちろん、中華である。バキッ!!(-_-)=○()゚O゚)アウッ! 

まあ、ざっとそんな感じだった。
そしてもてぎで2輪を撮る時は超望遠が欲しいと書いたが、上述のように持ち歩くときの重量などを考えると、
RF100-500mmレンズやRF200-800mmレンズがあると楽ちんだよなーと贅沢な物欲があたまをもたげてくる。
しかし、我慢我慢。(爆)

それにEFレンズの超望遠を使っているとメリットもある。EF-RFのマウントコンバーターが必須アイテムとなるのだが、オイラは
可変NDフィルタを使えるタイプを買った。これがあると、シャッター速度と絞りをISOとNDフィルタの設定で自由に選べるのだ。従来はドロップインタイプのNDフィルターを使っていたのだがそれに比べるととんでもなく楽ちんだ。(^-^)v
それに、常に可変NDフィルター付きマウントコンバーターをつけっぱなしだと、レンズを外してもフィルターが有るので埃が入る心配がない。本体にも埃防止のシャッター機能があるのでダブルで安心である。


長々と書いてきたが、そんな感じである程度は使い方はわかってきた。(^-^)v


まだ使い方というか使い分けがよくわからない機能もあるが、基本的に設定を変える頻度が高めのものは素早く変更できるようにセッティングできたと思っている。
友人の中にはミラーレスに古いEFレンズだと機能を引き出せないという人もいるが、オイラの節穴の目で見る限りは今のところ、特に問題は見当たらない。(´ー`)┌フッ


もろもろの使い勝手を考えるともはやレフ機に戻れないかも・・・・(^_^;

ちなみに身軽に動き回りたいときは100-500レンズがあるといいなぁと上で書いたが、300㎜以上でないとテレコンが有効にならないらしいのでズームの良さを生かし切れない。このレンズの改良型がでて全域テレコンが効くようになった時にはテレコンともども欲しくなるのだろう。(´ー`)┌フッ


最後にもう一つオマケ。

ネットでR1の記事を拾い読みしていてこんな機能があることを知った。
1DXmark3、R3、、R1にしかないそうだが、
「スマートコントローラー」という機能があるらしい。
背面のAF-ONボタンの表面がタッチコントローラーになっているそうだ。このボタンをなでてやるとAFポイントが動くので使いたいポイントを簡単に選ぶことができる。ジョイスティックで動かすのと機能的には同じだが、好みの問題だろう。オイラ的には物理的にジョイスティックを操作する方がダイレクト感があって好きだが。(´ー`)┌フッ

 

まあ、何となくセッティングも出口が見えつつあるので次回の撮影が楽しみだ。(^-^)v