ちゃり2号のスポルティーフ化はなかなか良かった。
フロントの荷重が増えたためか、安定感が出て路肩の段差やグレーチングの溝などの影響も受けにくくなったし、コーナーで曲がるときもフロントのグリップが増した感じだった。
ドロップハンドル化するに当たり、手持ちの5800系105のメカとSTIレバーを使ったので11速化したのだが、街乗りでは11速はちょっと忙しすぎる点がイマイチだったかな。(苦笑)
頻繁に加減速があり、そのたびにギアチェンジをする必要があるのでもう少しレシオ間がワイドな方がシフト操作が忙しくなくて良い。
それと実用上はOKだが、やはり機械式ディスクブレーキをブラケットポジションで操作するには制動力の余裕がやや少ない。
油圧ディスク対応のSTIレバーにすれば恐らく不満も不安もなくなるはずだが新品を買うには高いし、中古はまだまだタマが少ない。
それと付け加えるならば週末にちゃり3号(キャリパータイプのリムブレーキ。カーボンホイール)に乗ったときに少なくともドライではリムブレーキでも十分な制動力があるし、何よりもレバータッチが全然良いことに気づいてしまったのだ。(^_^;
同じワイヤーでの操作とは言え、キャリパーがダイレクトにリムを締め上げる方が遙かに剛性感があり、レバーフィールも良いのだ。機械式ディスクブレーキはワイヤーでピストンを回すことでウォームギアのようにピストンが前進し、パッドを押す。しかし油圧式は両側のピストンが同時にでてディスクを挟み込むが機械式では片側のピストンがでるだけ。そいつが一生懸命ディスクを撓ませながら反対側のパッドにディスクを押しつけて制動力を発揮する。
たとえディスクブレーキといえどもキャリパーブレーキに剛性感やレバータッチで劣っていたとしても当然だろう。
まあ、そんな感じでちょっと機械式ディスクブレーキの限界が見えてしまってがっかりしたのと、新たな盆栽プロジェクトを検討中と言う事も有り、105系パーツを生かすため、結局、ちゃり2号はもとのクロスバイクスタイル、フラットバーハンドルに戻してしまった。(^_^;
シフト周りを元々のALIVIOに戻すということはリア9段変速に戻すということだ。上述のように街乗りレベルならこの9段のワイドレシオの方が実は乗りやすい。(爆)
もっともハンドルが近く、高くなり、しかもフラットバーだと踏ん張りが利かないというか、非常に力が入りづらいこともあらためて実感した。(´ー`)┌フッ
だが、トリガーシフトと普通の?レバータイプのブレーキはやはり街乗りには適している。特にオリジナルブレーキがシマノの油圧ディスクなので、機械式との差は圧倒的なことを思い知った。レバー操作の際に力が入りやすい点もあるがなんといっても油圧によるロスの無さとリリースしたときの引きずりの少なさは段違いだ。
ただし、オリジナルに戻したといっても少しだけ変更した部分がある。
上の写真が戻した状態である。
これで街乗りをする上では性能面では不満はない。ただし、ドロップハンドルに比べると僅かに幅が広いため、微妙に引っかけそうで気になっていた。
第一バーエンドバーを付けてあると手の保護にはなるかもしれないが、漕ぐときにつかんだことは一度も無く、視覚的にも圧迫感があるのでとってしまうことにした。
グリップとは別体のエンドバーなので、外した分のハンドルパイプをさらに両側とも1.5cmずつカットした。グリップの位置は変わらないので乗る上でのポジション変化はないが、外側に張り出していた分がなくなるのでかなりすっきりした。
ただし、後方視界の確保は安全な街乗りにはマストだ。
今までのツノの先に付けていたミラーは微妙に腕が邪魔で見づらかったので、ハンドルの下から後方を確認出来るタイプに換えてみた。
右のミラーポスの分だけ張り出すのだが、それは1.5cmカットした分と相殺されるので従来と同じ幅に収まっていることになる。当然左は1.5cm短くなった。
これでまたちゃり通勤だ。(^_^)v
ちなみに今回の盆栽プロジェクトは一周回って元に戻ったようにも見えるが、作業の中でいろいろ経験値が増したので無駄ではなかったと思っている。オイラの盆栽欲も十分満たしてくれたしね。バキッ!!(-_-)=○()゜O゜)アウッ!
まずはディレイラーのセッティングはもうばっちりだ。
トップとローの位置合わせ。そしてワイヤーテンションの調整のコツもつかんだ。5800系105のBテンションアジャストねじだけはいくら回しても変化が感じられないのは相変わらずだが、変速性能に支障は無いので気にしないことにした。(´ー`)┌フッ
それから油圧ブレーキのセットアップも。
リアのブレーキはすべて外配管だったので油圧ラインを切ることなく保管していたため、そのまま装着出来た。しかし、フロントはフォークの中をラインが通るため、取り外す際に油圧ホースを途中でカットしてあった。
だからフロント用だけは新たに油圧ホースを購入したのだが、アマゾンで10cm単位で量り売りするところがあったので無駄は最小限だ。
油圧ラインの取り付け部は真鍮のそろばん玉(オリーブという)を締めて押しつぶすことでシールするのだがその辺の勘所もわかった。(^^)v
そしてミネラルオイルの充填とエア抜きもおおむねOKだ。
シマノのオイル充填用キットの注射器は使いにくくは無いのだが、チューブの嵌合部が短いため、ややもすると作業途中で抜けてしまい、オイルをぶちまけることになるのは以前やったときと同じだ。ただし、今回はそのリスクがあることがわかっていたのでディスクやパッド周りにはオイルが付きにくいようにウエスで覆ってからの作業だったので被害は最小限で終えることが出来た。(^_^)v
ちなみにオイルラインを切らなかったリアだが僅かにエアを噛んでいるようだったのでそちらもエア抜きをしたのでもうバッチリ。(^_^)v
オイラがガキの頃にも機械式のディスクブレーキは存在したが、当時とは比べものにならないくらいの進化を実感する。
フォークエンド、リアエンドともにクイックシャフト仕様のため、ホイールの付け外しをすると微妙にディスクとキャリパーのセンターがずれることもあるようだが、エア抜き完了後にブレーキをかけてディスクを挟んだ状態でキャリパーの取り付けボルトを締め直せばセンターはでるので問題は無い。
ましてや街乗りちゃりだから、パンクでもしない限り、ホイールを外すこともない。
しばらくはちゃり2号にはこの姿で働いてもらうことにしよう。。。(´ー`)┌フッ