天降川支流 久留味川霧島市牧園町の新川渓谷遊歩道から上流(支流)の久留味川に訪れてみた。この地はカルデラ噴出の火砕流の地層が重なって露出しており、地学的に貴重な流域という所である。 早朝の川辺はひんやりとして気持ちがいい。 川床は溶結凝灰岩でできており、流水で回転した石ころで削られてできる 甌穴や、流域の奇岩を見ることができる。 久留味川の清流 国の天然記念物とし、指定されてもている。
桜島大噴火より100年大正3年に県内各地に災害をもたらした桜島大噴火より100年。 その復興記念碑が各地にたてられその状況を知ることができる。 霧島市広瀬の大穴持神社にも記念碑が建っている。 大穴持神社 境内にある堤塘竣工記念碑 小村新田ハ大正三年櫻島大噴火ノ為土地沈降打續ク台風ノ為堤塘決潰大災ヲ蒙リ直ニ復旧耕作ヲセル・・・とある。 小村新田とは神社前に広がる錦江湾を埋めたてた干拓地である。先人たちの 賢明な復旧に向けた努力がうかがわれる。 国道10号線の向こうに広がる小村新田干拓地。桜島は鹿児島のシンボルであるが、現在も活発に活動する活火山である、今後も大噴火を忘れてはならない。
霧島市福山町宮浦宮と地頭仮屋跡福山町は黒酢や福山黒牛で知られたところである。 この宮内に大銀杏の木が2本ある。 この銀杏は樹齢千年以上といわれる。明治10年の西南戦争の際、艦砲射撃により損傷を受けたという記録がある。幹の割れたところか定かでない。 宮浦宮のすぐ隣に地頭仮屋跡があり、以前は福山小学校があったところ。 石垣に造られた水場。 仮屋跡より見る錦江湾と雲に隠れた桜島。