「こがの杜」 その1
霧島市府中から、姫城通じる道路沿いに
こがの杜(風の杜)と呼ばれるところがあります。
この「こがの杜」は、前回紹介の「景色の杜」と同様に
古くから名所として知られており、和歌の中にも歌われています。
「長門本平家物語」によると平清盛によって遠島の刑に処せられた僧侶俊寛・平康頼・藤原成経は鬼界ケ島に流される。
その成経を慕って鬼界ヶ島に渡ろうと「伯耆の局」はこの地までたどり着くも、それがかなわずこの地で果てたと言い伝えられている。
石碑
「恨みしな 風の杜なる さくら花 さこそあだなる 色に咲くらめ」